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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 導入ガイド

C.7.1 定義ファイルの作成

ここでは、定義ファイルの作成について説明します。

仮想L-Serverで共通な定義ファイルは、「第8章 定義ファイルの作成」を参照してください。

ここでは、Solarisコンテナ固有の定義ファイルについて説明します。

管理対象のリソースプール定義ファイル

本製品では、"pool_resource"という名前のSolarisコンテナリソースプールを管理対象とします。

事前に以下の定義ファイルに値を設定することで、管理対象のSolarisコンテナリソースプールを変更できます。

定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data


ポイント

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(container_resource.sample.rcxprop)が格納されています。

サンプルを流用する場合、ファイルの内容を変更したあと、ファイル名に含まれる".sample"を削除して配置してください。

定義ファイル名

container_resource.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述してください。

キー = 値

同じVMホストの設定を重複して記述した場合、先に記述されているものが採用されます。

表C.22 定義ファイルの指定項目

キー

説明

MANAGED_POOL

本製品で管理対象とするVMホスト(大域ゾーン)全体で共通のリソースプールを利用する場合に指定します。

VMホストの管理IPアドレス

本製品で管理対象とするVMホスト(大域ゾーン)ごとのリソースプールを定義します。

  • MANAGED_POOLの指定と、VMホストの管理IPアドレスの指定が両方ある場合、VMホストの管理IPアドレスの指定値を優先します。

  • 管理対象とするVMホストに合致する定義がない場合、"pool_resource"という名前のリソースプールを管理対象とします。

注意

  • 運用中に本定義を変更した場合、または、Solarisコンテナ環境でリソースプール名の変更を行った場合は、本製品でのリソース容量の計算や表示も変更します。運用中の変更は行わないでください。

  • VMホストのIPアドレスを変更した場合、定義ファイルも合わせて修正してください。

  • 行の先頭に"#"を記述すると、コメント行になります。