ここでは、L-Serverのオーバーコミットについて説明します。
オーバーコミット
本製品では、RHEL-KVMのCPUとメモリのオーバーコミットを利用できます。
RHEL-KVMのCPUとメモリのオーバーコミットとは、サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも多くのリソースをゲストOSに対して仮想的に割り当てられる機能のことです。
オーバーコミット属性を持つVMプールのL-Serverは、オーバーコミット属性を持ちます。
導入手順
オーバーコミット用のVMプールの作成
VMプールの作成方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第20章 リソースプールの操作」を参照してください。
VM固有情報定義ファイルの作成
VM固有情報定義ファイルを作成します。VM固有情報定義ファイルは、L-Serverテンプレートにオーバーコミットの値を設定しないで、ユーザーグループごとに異なる設定をする場合に作成してください。
VM固有情報定義ファイルの作成については、「C.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してください。
注意
KVMの管理アプリケーションの制約により、VMで使用しているメモリ容量がRORコンソールに反映されるまで数分かかることがあります。