本章では、本製品利用時の導入作業の全体の流れについて説明します。
本製品利用時の導入作業は、以下の利用者で行います。
サーバ、ストレージ、ネットワーク、イメージなどのICTリソースを管理します。
ICTリソースをリソースプールで一元管理し、必要に応じてICTリソースの追加や構成変更、メンテナンスを行います。
本製品では、以下のロールがインフラ管理者に相当します。
infra_admin(インフラ管理者)
システム全体の運用を管理します。本製品のインストールや事前設定などを行います。
OSの管理者権限が必要です。通常は、インフラ管理者とシステム運用管理者を兼任します。
テナント利用者の用途に応じて、L-Platformテンプレートを提供します。
本製品では、以下のロールがテナント管理者に相当します。
tenant_admin(テナント管理者)
L-Platformを作成し、利用します。
本製品では、以下のロールがテナント利用者に相当します。
tenant_user(テナント利用者)
lplatform_user(L-Platform利用者)
インフラ管理者とテナント管理者の両方の役割を兼任します。
本製品では、以下のロールが兼任管理者に相当します。
administrator(管理者)
ロールの詳細は、「設計ガイド CE」の「5.1 ロールによるアクセス制御」を参照してください。
本製品利用時の導入作業の概要は、以下のとおりです。
導入作業全体の流れ
導入作業全体の流れは、以下のとおりです。
作業者 | 作業概要 | 作業詳細 | 参照先 |
---|---|---|---|
システム運用管理者 | 設計 | - ユーザーアカウントの決定 - サーバ仮想化ソフトウェアの決定 | 「1.1 システム運用管理者の導入作業の流れ」を参照してください。 |
事前準備 | - サーバ環境の設定 | ||
管理サーバに対するソフトウェアのインストール | - OSインストール | ||
RORコンソールへのログイン | |||
ライセンスの設定 | |||
マネージャーのインストール後の設定 | - ブラウザへの証明書のインポート(*1) | ||
インフラ管理者 | リソースの設定 | - 本製品へのリソースの登録 | 「1.2 インフラ管理者の導入作業の流れ」を参照してください。 |
テンプレートの設定 | L-Platformテンプレートの作成と公開 | ||
テナントの設定 | - テナントの作成とテナント管理者、テナント利用者の作成 | ||
テナント管理者 | テンプレートの設定 | - L-Platformテンプレートの編集 | 「1.3 テナント管理者の導入作業の流れ」を参照してください。 |
利用者の登録 | テナント管理者/テナント利用者登録 |
*1: 利用する場合
Disaster Recoveryを使用する場合、本書の導入手順を実施する前提知識として、「運用ガイド CE」の「18.1 導入」を参照してください。