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Interstage Business Application ServerV10.1.0 COBOLアプリケーション開発リファレンス
Interstage

C.3 ビルドに関する問題

1. CORBAサーバプロジェクトでメインプログラムをデフォルトのファイルから変更すると、ビルドに失敗する。

【対処】

CORBAサーバプロジェクトでは、メインプログラム名はプロジェクト名と一致していなければなりません。メインプログラムをデフォルトのファイルから変更しないでください。

2. Interstage Application Serverが起動していない場合にCORBAサーバプロジェクトのビルドを行うと、ビルドに失敗する場合がある。

コンソールビューに以下のエラーが表示されている。

OD: エラー: od51401:IDLparser:CORBA_Container_lookup関数で例外情報にIDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0が発生しました。マイナーコードは0x464a010aです。
OD: エラー: od51221:IDLc:IDLparserコマンドエラー. エラーコード=4

【対処】

IDLファイルを更新している場合、Interstage Application Serverが強制停止状態の時にはIDLコンパイラの実行がエラーとなるため、ビルドに失敗します。このような場合には、Interstage管理コンソールを用いてInterstage Application Serverを起動してから、再度ビルドを実行してください。

3. CORBAサーバプロジェクトの初回ビルド時に、インタフェースリポジトリからの削除失敗を示す警告メッセージが出力される。

コンソールビューに以下のエラーが表示されている。

OD: 警告: od51006:IDLinst:削除すべきオブジェクト::SAMPLEが存在しません。

【対処】

IDLコンパイラの設定画面で[インタフェースリポジトリへの登録を行う]がチェックされている場合、IDLコンパイラは、まずインタフェースリポジトリから既存の登録情報を削除し、その後に新しく情報を登録します。初回ビルド時には、まだインタフェースリポジトリに情報が登録されていないため、登録情報の削除に失敗したことを示す警告メッセージが表示されます。この警告メッセージが表示されてもビルドは問題なく実行できます。