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Interstage Business Application ServerV10.1.0 COBOLアプリケーション開発リファレンス
Interstage

2.1.2 CORBAアプリケーション

CORBAとは、OMG(Object Management Group:オブジェクト指向技術の標準化と普及を目的として1989年に設立された非営利団体)によって規定されたオブジェクト指向技術の仕様です。CORBA仕様として、以下の機能が提供されています。

上記のCORBA仕様に準拠したアプリケーションを作成するための分散オブジェクト通信基盤は、Interstage CORBAサービスで提供されています。

注意

Java EEワークベンチではCORBAアプリケーションの開発をサポートしていません。

2.1.2.1 CORBAサーバアプリケーション開発

COBOLプラグインを組み込んだInterstage Studio 互換ワークベンチでは、COBOLによるCORBAサーバアプリケーションの開発が行えます。

ソース自動生成ウィザードで、サーバとクライアント間のインタフェースを指定し、CORBAサーバアプリケーション開発に必要な、IDLファイルおよびCOBOLプログラムソースのひな形を自動生成します。自動生成したソースに、ビジネスメソッドの処理を記述し、アプリケーションを開発します。

図2.1 CORBAサーバアプリケーション開発

2.1.2.2 CORBAクライアントアプリケーション開発

CORBAクライアントアプリケーションは、JavaまたはCOBOLで開発します。
入力テンプレートに表示されたCORBAサーバアプリケーションから任意のサーバアプリケーションを選択し、入力テンプレートから簡易にそのアプリケーションのメソッド呼出し処理を記述できます。COBOLプラグインを組み込んだInterstage Studio 互換ワークベンチでは、静的インタフェースの使用をサポートします。

図2.2 CORBAクライアントアプリケーション開発

Interstage StudioでのCORBAクライアントアプリケーションの開発は、JavaのプロジェクトまたはCOBOLのプロジェクトに、IDLファイルから生成したスタブを追加して行います。