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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)
Systemwalker

9.1.1 システム全体をノード検出する

[運用管理サーバが属するサブネット]または[LAN接続されたネットワーク]上のノードを検出します。ノードの検出には、[ノード検出]ダイアログボックスを使用します。

[ノード検出]ダイアログボックスの表示方法

  1. [Systemwalkerコンソール[監視]]で、[監視ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。

  2. [操作]メニューから[ノードの検出]-[全ノード]を選択します。

    →[ノード検出]ダイアログボックスが表示されます。

ノード検出の設定

  1. [ノード検出]ダイアログボックスで[一般]タブを選択し、ノード検出で検出する範囲を指定します。以下のオプションボタンのどちらかをチェックします。

    • [運用管理サーバが属するサブネット]

      運用管理サーバの属するサブネットに接続しているノードを検出します。

    • [LAN接続されたネットワーク]

      運用管理サーバの属するサブネットだけでなく、LANで接続されているノードをすべて検出します。

  2. ノード検出で使用するSNMPバージョンに応じて、[SNMPエージェント]の設定を変更します。

    • SNMPv1でノード検出する場合

      [バージョン]に[SNMPv1]を選択し、必要に応じて[コミュニティ名]を変更してください。

    • SNMPv2Cでノード検出する場合

      [バージョン]に[SNMPv2C]を選択し、必要に応じて[コミュニティ名]を変更してください。

    • SNMPv1→SNMPv2Cでノード検出する場合

      [バージョン]に[SNMPv1→SNMPv2C]を選択し、必要に応じて[コミュニティ名]を変更してください。

    • SNMPv2C→SNMPv1でノード検出する場合

      [バージョン]に[SNMPv2C→SNMPv1]を選択し、必要に応じて[コミュニティ名]を変更してください。

    • SNMPv3でノード検出する場合

      [バージョン]に[SNMPv3]を選択し、「詳細」ボタンを押下し、[SNMPv3の設定]を行ってください。

    • SNMPv3→SNMPv2C→SNMPv1でノード検出する場合

      [バージョン]に[SNMPv3→SNMPv2C→SNMPv1]を選択し、必要に応じて[コミュニティ名]を変更、および[詳細]ボタンを押下し、[SNMPv3の設定]を行ってください。

    ノード検出の対象、およびポーリング間隔の設定、[既存ノードのプロパティ変更]の選択は、[ノード検出]の[詳細]ダイアログボックスを使用します。ノード検出の設定方法の詳細については、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

  3. 必要に応じて検出モードの変更を行います。

    [詳細]タブを選択し、設定します。設定するモードは以下のとおりです。

    • [高速]

      ARPテーブルを参照して高速にノードを検出します。存在しないノードや停止しているノードでも、ノード検出処理中にARPテーブルに存在する場合は、新ノードとして検出される場合があります。

    • [確実]

      ICMP(ping)を使用して確実にノードを検出します。ICMP検索を行うとSNMPエージェントが動作していないノードでも、IP通信可能であれば検出しますが、処理時間は遅くなります。[ICMP以外のプロトコル(HTTP,TELNET,FTP等)も使用する]を指定すると、ICMP(ping)以外に、SNMP、HTTP、FTP、TELNET、DNS、POP3、SMTPのプロトコルを用いて、ノードを検出します。

    • [カスタム]

      ARPテーブルを参照するかしないか、ノードに接続し検索するかしないかを指定します。なお、[ICMP多重度]を大きくすると、ネットワークの帯域を圧迫する可能性があります。

    LAN冗長構成の場合、[確実]モードで検出する必要があります。

  4. [OK]ボタンをクリックし、ノード検出を実行します。

注意

ノード検出を行う前にすでに登録されているノードの注意

ノード検出を行う前にすでに登録されているノードは、ノード検出で検出されないので注意してください。例えば、イベント通知によって新ノードフォルダ配下に登録されているノードは、事前に[新ノードの振り分け]を実行することをお勧めします。

既存ノードの更新を行う場合の注意

[既存ノードを更新する]を行う場合、[ノード検出]ダイアログボックスの[一般]タブの[バージョン]は使用せず、各ノードの[ノードプロパティ]の[ネットワーク]タブ内のプロパティを使用します。

[有効なSNMPエージェントのバージョン]がSNMPv1、SNMPv2Cの場合は[Rコミュニティ名]を使用して、SNMPv1、SNMPv2Cでそれぞれ更新を行います。また、SNMPv3の場合は[SNMPv3の設定]を使用して、SNMPv3で既存ノードの更新を行います。なお、[有効なSNMPエージェントのバージョン]がNoneである場合は更新されませんのでご注意ください。

同一サブネットフォルダ配下に異なるSNMPバージョンが混在する場合は、必ず既存ノードの更新にてノード検出を行ってください。

[既存ノードを更新する]以外の、[IPノードをすべて検出する]、または[以下のノードだけを検出する]を選択し、ノードプロパティに設定されているSNMPバージョンと異なるSNMPバージョンでノード検出を行った場合は、既存ノードに設定されているプロパティ情報が更新されるため、一部情報が失われる可能性があります。

[既存ノードのプロパティ変更]に関する注意

Systemwalker Centric Manager V12.0L10/12.0以降ではノード検出を行う際、初期設定では既存[ノードプロパティ]における[ネットワーク]タブの[ホスト名]を変更しません。

ノード検出を行う際に既存ノードの[ホスト名]を変更する必要がある場合、[ノード検出]の[詳細]ダイアログボックスの[既存ノードのプロパティ変更]の項目で、[する]を選択してください。

ノード検出の設定に関する詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。