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第10章 コード変換 | > 10.2 コード変換テーブルカストマイズ |
hscust2コマンドは高速コード変換プログラム(hsconv)のコード変換テーブルをカストマイズします。
[制御ファイルによる変換テーブルのカストマイズ] hscust2 -f fromcode -t tocode [-F filename ] [-U ucs2 | utf8 | utf8_4 | utf16 ] [標準コード変換プログラムを使用した変換テーブルの再作成] hscust2 -f fromcode -t tocode -d output directory [-U ucs2 | utf8 | utf8_4 | utf16 ] [変換テーブル内の特定コードの変換情報参照] hscust2 -f fromcode -t tocode -g start_code [, end_code ] [-U ucs2 | utf8 | utf8_4 | utf16 ] [-F filename ] [変換テーブルのカストマイズ履歴参照] hscust2 -f fromcode -t tocode -h [-U ucs2 | utf8 | utf8_4 | utf16 ] [-F filename ] [変換テーブルに対するカストマイズのロールバック] hscust2 -f fromcode -t tocode -R release number [変換テーブルのカストマイズ履歴破棄] hscust2 -f fromcode -t tocode -c |
入力コード系のキーワードを指定します。なお、指定値は大文字小文字を読み分けるため、値を正確に指定してください。
Jefkana : JEF-EBCDIC(カナ)系 字形重視
Jefcorekana : JEF-EBCDIC(カナ)系 領域重視
Jefascii : JEF-EBCDIC(ASCII)系 字形重視
Jefcoreascii : JEF-EBCDIC(ASCII)系 領域重視
U90 : EUC(U90)系
S90 : EUC(S90)系
Euchp : EUC(HP)系
Sjis : シフトJIS(R90)系
Sjisms : シフトJIS(MS)系
Idbcorekana : IBM日本語文字セット-EBCDIC(カナ)系
Idbcoreascii : IBM日本語文字セット-EBCDIC(英小文字)系
Unicode : Unicode系
出力コード系のキーワードを指定します。なお、指定値は大文字小文字を読み分けるため、値を正確に指定してください。
Jefkana : JEF-EBCDIC(カナ)系 字形重視
Jefcorekana : JEF-EBCDIC(カナ)系 領域重視
Jefascii : JEF-EBCDIC(ASCII)系 字形重視
Jefcoreascii : JEF-EBCDIC(ASCII)系 領域重視
U90 : EUC(U90)系
S90 : EUC(S90)系
Euchp : EUC(HP)系
Sjis : シフトJIS(R90)系
Sjisms : シフトJIS(MS)系
Unicode : Unicode系
入力コード系か出力コード系にUnicode系を指定する場合に、Unicode系のデータ形式を指定します。入力コード系または出力コード系がUnicode系の場合、本オプションは省略できません。なお、入力コード系と出力コード系のどちらもUnicode系以外の場合、本オプションは指定できません。
また、-Uオプションの意味は、hscust2コマンドの使用目的によって異なります。以下に使用目的ごとの意味を説明します。
制御ファイル内で記述する文字コードのコード系です。-t、または-fオプションにUnicodeを指定した場合、Unicode系の全てのコード変換でカストマイズした変換パターンが有効になります。制御ファイルについては、「運用ガイド」の「5.9.2 カストマイズで使用する制御ファイル」を参照してください。
-t、または-fオプションにUnicodeを指定した場合、Unicode系の全てのコード変換テーブルが再作成されます。
-gオプションで指定する文字コードのコード系、および出力する変換情報のコード系です。
出力するカストマイズ履歴のコード系です。
入力または出力に使用するファイル名を255バイト以内で指定します。相対パスでの指定も可能です。
コード変換テーブルの退避先ディレクトリを200バイト以内で指定します。本オプションを指定した場合、標準コード変換プログラム(iconv)のカストマイズ内容を元に、コード変換テーブルの再作成を行います。つまり、ADJUST、またはInterstage Charset Managerでカスタマイズした標準コード変換規則を取り込むことになります。なお、以下の点に注意してください。
入力コード系のstart_code からend_code までの変換テーブルの内容(未カストマイズ部分含む)を制御ファイルの形式で出力します。
start_code および end_code には入力コード系の16進数コードを指定します。
end_code を省略するか、または start_code と同じ値を指定した場合、start_code が出力されます。なお、start_code は end_code よりも小さい値を指定する必要があります。
-Fオプションを省略した場合、標準出力に情報を出力します。-Fオプションを指定した時に、同名のファイルが存在する場合、コマンドは異常終了します。
変換テーブルのカストマイズ履歴を出力します。
-Fオプションを省略した場合、標準出力に情報を出力します。-Fオプションを指定した時に、同名のファイルが存在する場合、コマンドは異常終了します。
カストマイズした変換テーブルを、指定されたリリース番号の状態にロールバックします。なお、ロールバック処理はカストマイズ履歴として扱われません。
存在しないリリース番号を指定した場合、コマンドは異常終了します。
カストマイズ履歴をすべて破棄します。リリース番号の初期化は行われません。
履歴を破棄した後はロールバックすることはできません。
また、実行時には確認メッセージを出力するため、実行前にキャンセルすることができます。
0 : 正常終了
8 : 異常終了(復旧可能)
12 : 異常終了(書き込み中のエラー等、復旧不能な場合)
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