Systemwalker Network Manager V13.3.0 運用管理サーバからSystemwalker Network Manager V13.4.0 運用管理サーバへの監視設定の移行を行う際には、運用管理サーバにおいてトポロジマップ登録情報および性能監視設定情報が必要となります。これらの設定を移行するための手順について説明します。
トポロジマップ登録情報
1. ネットワークデータベースのエクスポート
Systemwalker Network Manager V13.3.0の環境でネットワークデータベースの情報をcsvファイルに出力します。使用するコマンドについては、8.2.13 runExport.csh(export)および8.2.19 runExportDomain.csh(exportDomain)を参照して下さい。また、ビューを作成していた場合は、存在するビューの名前を書きとめておいて下さい。本情報は移行後の手順4で使用します。
2. Systemwalker Network Manager V13.3.0のアンインストール
Systemwalker Network Manager V13.3.0をアンインストールします。
3. Systemwalker Network Manager V13.4.0のインストール
Systemwalker Network Manager V13.4.0をインストールします。インストール完了後、環境設定まで行って下さい。詳細については、2.2 運用管理サーバの構築を参照して下さい。
4. ビューの作成
Systemwalker Network Manager V13.3.0環境でビューを作成していた場合は、Systemwalker Network Manager V13.4.0環境で同一の名前のビューを作成して下さい。
5. ノード情報ファイルの変換
ConvCSVFormat.plコマンドを実行し、手順1で出力したノード情報ファイルをV13.4.0の形式に変換します。コマンドの詳細については8.2.21 ConvCSVFormat.plを参照して下さい。
6. ネットワークデータベースのインポート
手順1で出力したファイルと手順5で変換したファイルをリネームし、Systemwalker Network Manager V13.4.0の環境に登録します。使用するコマンドについては、8.2.12 runImport.csh(import)および8.2.18 runImportDomain.csh(importDomain)を参照して下さい。なお、一部リンクについては登録に失敗する場合があります。失敗したリンクについては、手動で登録を行って下さい。
注意
使用するファイルの詳細については、付録D ネットワークデータベースのimport/export用CSVファイルを参照して下さい。
移行が完了するまで、手順1で出力したcsvファイルはバックアップしておくことを推奨します。
性能監視設定情報
性能監視の設定については、Systemwalker Network Manager V13.3.0で作成した定義ファイルを流用することが可能です。
移行前のSystemwalker Network Manager V13.3.0環境で以下定義ファイルを全て出力してバックアップし、Systemwalker Network Manager V13.4.0の監視設定時にそのまま使用して下さい。
・ipmproperty.ini(2.2.4.1.1 ipmproperty.iniファイルの修正)
・構成情報定義(A.1 構成情報定義)
・拡張プロパティ定義(A.2 拡張プロパティ定義)
・グループ定義(A.3 グループ定義)
・監視動作ポリシー定義(A.4 監視動作ポリシー定義)
・SLMサーバ定義(A.5 SLMサーバ定義)
・監視ポリシーのパラメタファイル(付録B 監視ポリシーのパラメタファイル)
注意
ポリシーの複製を行っている場合は、Systemwalker Network Manager V13.4.0インストール後に再度ポリシーの複製を行って下さい。
NetworkTraffic64MonitorポリシーのパラメタファイルはV13.3.0のファイルを移行することができません。V13.4.0インストール後にパラメタファイルのダウンロードを行い、修正を行って下さい。