インストール先システムの環境について確認事項を説明します。
Systemwalker Centric Managerと他製品Symfoware、Interstageが共存する場合には注意が必要ですので、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”を参照してください。
なお、Systemwalkerシングル・サインオンサーバは、Interstage Application Serverを含んでいますので、上記と同様の対処を行ってください。
OS共通の確認事項
ソフトウェア説明書の参照
ソフトウェア説明書には、Systemwalker Centric Managerに関する基本的な注意事項が記載されています。インストール前に必ずお読みください。
イベントの自動対処を行う場合のホスト名の設定
イベントの自動対処を確実に行うためには、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、および、“イベント監視”機能をインストールしたクライアントで、システムのネットワーク設定による名前解決の方法が統一されていることが前提となります。そのうえで自ホスト名の取得方法をシステムの設定に合わせる必要があります。
ポート番号について
ポート番号161、162を使用しているアプリケーションがないかを確認します。ポートを使用しているアプリケーションがある場合は、別のポートに移動するなどの方法で重複しないようにしてください。
ポート番号1105を使用しているアプリケーションがないかを確認します。使用している場合は、他のポート番号に変更可能な場合は変更してください。変更が不可能な場合は、インストール後にファイル転送が使用するポート番号(サービス名:ftranhc)を1105以外の重複しない番号に変更してください。ただし、すべてのサーバ/クライアント間でポート番号を合わせる必要があります。
Windows版(Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2を除く)の場合、他のアプリケーションが1105を使用していなくても、1105はOSが一時的に割り当てるポート番号(1024~5000)の範囲内のため、他のアプリケーションの一時ポートとして1105が割り当てられ、ファイル転送起動時に重複してしまうことがあります。これを防ぐためにはMicrosoft社のホームページを参考にして、OSが1105を一時的に割り当てないように設定してください。
リモート操作機能を使用する場合は、以下のポートが使用できる環境が必要です。
リモート操作エキスパート: TCP/1513
リモート操作クライアント: TCP/1513
リモート操作コネクションマネージャ: TCP/1514
OSによっては、システムがTCPポート番号 1024~5000を一時ポートとして使用する場合があります。それにより、Live Help(リモート操作)が使用するTCPポートとシステムが使用するTCPポートに競合が発生すると、Live Helpが正常に動作しなくなります。
この競合を回避するためには、Live Helpが使用するTCPポート番号をシステムが一時ポートとして使用しないようにする対処が必要です。詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド”の“ポート番号重複の回避”を参照してください。
Interstage、ObjectDirector、Symfowareがすでに存在する場合
Interstage、ObjectDirector、Symfowareと運用管理サーバが共存する場合は、インストールおよび環境設定時に注意が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”を参照してください。
【Windows版】
メディア検出機能の設定について
運用管理サーバではメディア検出機能を無効にしてください。
無効にしないと、運用管理サーバにおいてLANアダプタが無効となった場合(注1)、運用管理サーバは正常に動作できなくなります。LANアダプタが有効となった場合でも復旧のためにはシステムの再起動が必要になってしまいます。
標準でこの機能が有効になっています。以下の方法で無効にしてください。
Administrator権限のアカウントでログオンします。
レジストリエディタで以下のレジストリを編集します。
キー:
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters に以下の値を追加します。
DisableDHCPMediaSense
DWORD値
1
補足:標準では上記のレジストリ値は存在しません。存在しない場合はメディア検出が有効となります
システムを再起動します。
注1)LANアダプタにケーブルが接続されていない、またはLANアダプタに接続されているケーブルが直接つながっているハブやルータの電源が入っていない状態です。
ポイント
メディア検出機能
メディア検出機能とは、Windows 2000 以降で追加されたOSの機能で、LANアダプタが無効になったことを検出したときに、バインドされたIPアドレスの開放、ループバックアドレスへの切り替えを自動的に行う機能です。デフォルトではメディア検出機能は有効となっています。
メディア検出機能の詳細につきましては、Microsoft社の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) 文書番号: 239924「Windows で TCP/IP のメディア検出機能を無効にする方法」を参照してください。
注意
メディア検出機能を無効化した場合の注意事項
メディア検出機能を無効化すると、LANケーブルが抜けた状態になっても一度アダプタにバインドされたIPアドレスは自動で開放されなくなります。
これにより、DHCPクライアントとして利用していた端末は、LANの移動後も元のIPアドレスを保持し続けるため、OS再起動もしくはアダプタのIPアドレスの更新を行わないと、新しいLANに接続できなくなります。
Internet Information Servicesの確認
Web連携機能を使用する場合、運用管理サーバにWWWサーバをインストールします。IIS 5.0、IIS6.0、IIS7.0、またはIIS7.5がインストールされているサーバに運用管理サーバをインストールする場合、WWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動されていることと、“既定のWebサイト”として設定されているサイトが存在することを確認します。
他社製ソフトウェアとの共存について
他社のリモートコントロール製品とSystemwalker Centric Managerのリモート操作を共存させることはできません。他社のリモートコントロール製品(例えば、pcAnywhere、LapLink、ReachOut、Intel LANDesk Server Managerのリモート操作機能、Systems Management Serverのリモート操作機能、など)がインストールされているコンピュータにリモート操作機能のリモート操作エキスパート、リモート操作クライアントをインストールすると、Windows(R)システムが矛盾を起こして立ち上がらなくなるおそれがあります。リモート操作をインストールする前に、他社のリモートコントロール製品がインストールされていないことを確認してください。インストールされている場合には、必ずアンインストールしてからリモート操作をインストールしてください。
MetaFrameについて
Live Help(リモート操作機能)は、ターミナルサービスに対するアドオンソフトMetaFrameと共存させることはできません。
Systemwalker Live Help Expert、Clientまたは、Systemwalker Desktop Patrolのリモート操作機能とSystemwalker Centric Managerのリモート操作エキスパート、クライアント機能の共存について
Systemwalker Live Help Expert、Clientまたは、Systemwalker Desktop Patrolのリモート操作機能と、Systemwalker Centric Managerのリモート操作エキスパート、クライアント機能を共存させることはできません。これらの製品がすでにインストールされている場合は、先にアンインストールするか、Systemwalker Centric Managerのインストール時に、リモート操作エキスパート、クライアント機能をインストールしないようにしてください。
Live Help CM(Systemwalker Live Help Expertに同梱)とSystemwalker Centric Managerのリモート操作コネクションマネージャ機能の共存について
Systemwalker Live Help Expertに同梱されているLive Help CMと、Systemwalker Centric Managerのリモート操作コネクションマネージャ機能を共存させることはできません。Live Help CMがすでにインストールされている場合は、先にアンインストールするか、Systemwalker Centric Managerのインストール時に、リモート操作コネクションマネージャ機能をインストールしないようにしてください。
使用状況の確認について
次の製品をインストールしている場合、Webブラウザからの使用も含めてそれらの機能を終了してください。使用している場合は、インストールに失敗することがあります。
Systemwalker CentricMGR
SystemWalker/CentricMGR
Systemwalker OperationMGR
SystemWalker/OperationMGR
ローカルグループについて
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバをインストールする場合、以下のローカルグループを作成します。このグループは、セキュリティロールと関係付けられます。
Systemwalker Centric Managerをインストールするコンピュータに、以下のローカルグループと同名のユーザやグループがすでに存在する場合は、インストール前にあらかじめ改名しておく必要があります。Systemwalker Centric Managerで使用するために事前にグループを作成している場合は、改名の必要はありません。
ただし、導入環境がドメインコントローラであり、Systemwalker Centric Managerで使用するグループを事前に作成する場合、グループのスコープは「ドメイン ローカル」を選択して作成してください。
DmAdmin
DmOperation
DmReference
DistributionAdmin
DistributionOperation
DistributionReference
なお、Systemwalker Centric Managerをインストールしている状態でこれらのローカルグループを削除すると、Systemwalker Centric Managerの各機能が利用できなくなります。
システム環境変数TMPおよびTEMPについて
WindowsにSystemwalker Centric Managerをインストールする場合、システム環境変数TMPおよびTEMPに不正な値(例えば、システム環境変数TMP、TEMPに対し、複数のドライブや複数のフォルダが指定されている場合など)が設定されていると、プログラムが誤動作します。
システム環境変数TMPおよびTEMPが設定されている場合は、インストールを行う前に、そのフォルダが存在していることを確認します。
システム性能収集エージェントについて
性能監視機能を使用する場合、Windowsにシステム性能収集エージェントをインストールするには、事前にSNMPサービスをインストールしておきます。SNMPサービスをインストールしていない場合は、警告メッセージが表示されます。
Serverサービスについて
以下のWindows OSにSystemwalker Centric Managerをインストールする場合、事前にServerサービスが起動していることを確認します。
Windows(R) 2000
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2
起動中のプログラムの停止について
インストールを行う前に以下のプログラムを停止します。
ウィルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
スクリーンセーバ
また、以下の製品を導入している場合は、サービス“Fujitsu 帳票管理”、“Spooler”を停止します。
HOST PRINT V3.5 L25以前
SymfoNET/基本運用 V4.1以前
インストール時のサービスの停止について
インストール時には、すべてのSystemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerのサービスが自動的に停止しますが、まれにサービスの停止に失敗したり、サービスの停止が終了しない場合があります。そのような場合は、インストーラが停止しますので、インストーラを終了し、[コントロールパネル]または[管理ツール]の[サービス]ダイアログでサービスを手動で停止してからインストールを再実行してください。サービス一覧の詳細については、“起動の制御【Windows】”を参照してください。
なお、V5.0以降の場合、サービスの停止はコマンドにより実行できます。pcentricmgr(サービス/デーモンの停止コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
バンドル製品について
以下のバンドル製品をインストールしている場合で、かつインストールされているバンドル製品のバージョンがSystemwalker Centric Managerにバンドルされているバージョンよりも古い場合は、Systemwalker Centric Managerをインストールすることにより、以下の製品もアップグレードされます。この場合、アップグレードによる非互換はないため、システムの既存のアプリケーションに影響はありません。
F3FSSMEE
Securecryptoライブラリ ランタイム
NetBIOS over TCP/IPの設定について
Active Directoryを利用してユーザの管理を行う場合、NetBIOS over TCP/IPが有効になっている必要があります。
NetBIOS over TCP/IPの設定は以下の手順で行います。
コントロールパネルの[ネットワークとダイアルアップ接続]から[ローカル エリア接続]を選択し、[ローカル エリア接続 状態]ウィンドウを表示します。
[ローカル エリア接続 状態]ウィンドウで[プロパティ]ボタンをクリックし、[ローカル エリア接続のプロパティ]ダイアログボックスを表示します。
[ローカル エリア接続のプロパティ]ダイアログボックスで[インターネット プロトコル(TCP/IP)]を選択した後[プロパティ]ボタンをクリックし、[インターネット プロトコル(TCP/IP)のプロパティ]ダイアログボックスを表示します。
[インターネット プロトコル(TCP/IP)のプロパティ]ダイアログボックスで[詳細設定]ボタンをクリックし、[TCP/IP 詳細設定]ダイアログボックスを表示します。
[TCP/IP 詳細設定]ダイアログボックスの[WINS]タブで、[NetBIOS over TCP/IPを有効にする]をチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
ユーザプリンシパル名でのアクセス制御
ユーザプリンシパル名でのユーザ認証、画面のアクセス制御およびツリーのアクセス制御はできません。
ポイント
ユーザプリンシパル名
ユーザプリンシパル名とは、以下のWindows OSで、Active Directoryを導入することによって使用できるユーザの表現方法です。
Windows(R) 2000
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2
ユーザプリンシパル名は、“ユーザ名@DNS名”で表現されます。
ユーザ名“user”、DNS名“domain.fujitsu.co.jp”の場合、ユーザプリンシパル名は次のようになります。
user@domain.fujitsu.co.jp |
ドメインユーザでのアクセス制御
ユーザが以下の種別のドメインコントローラに登録されている場合は、ユーザの“ユーザ ログオン名 (Windows 2000以前)”と“表示名”が一致している必要があります。
ドメイン操作モードが“ネイティブ”の場合
対象OS:
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2
ドメインの機能レベルが“Windows 2000 ネイティブ”または、“Windows Server 2003”の場合
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2の場合
Computer Browser サービスの起動について
本製品をインストールする前にComputer Browserサービスが起動していることを確認してください。
Computer Browserサービスのスタートアップの種類が“無効”になっている場合は、以下の手順を実施してください。
[スタート]-[管理ツール]-[サービス]を選択します。
Computer Browserを選択し、右クリックで、[プロパティ]-[全般]を選択します。
スタートアップの種類を[自動]、または[手動]に設定し、[OK]ボタンをクリックします。
Computer Browserを選択し、右クリックで、[開始]を選択します。
→Computer Browser サービスが起動されます。
Computer Browserサービスが起動していない場合は、以下の手順で起動してください。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]ボックスに“firewall.cpl”と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
[Windowsファイアウォール]画面の[設定の変更]を選択します。
[例外]タブを選択します。
[ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをオンにし、[OK]ボタンをクリックします。
→ Computer Browserサービスが自動的に起動されます。
Windows(R) 2000の場合
Service Packの適用について
リモート操作クライアントでサービス自動起動を使用する場合は、SP2、SP3またはSP4を適用していることを確認します。
動作環境の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 解説書”を参照してください。
Windows(R) 2000/XPの場合
Microsoft Visual C++ 2005 Redistributableパッケージのインストールに伴うシステム再起動について
すでにMicrosoft Visual C++ 2005 Redistributableパッケージがインストールされている場合、本製品のインストール中にシステム再起動が必要な旨のポップアップが表示されます。以下のいずれかを行ってください。
そのまま本製品をインストールして、ポップアップが表示された場合は[いいえ]を選択し、本製品のインストールが完了した後にシステムを再起動する。
なお、ポップアップが表示されたときに[はい]を選択しても、本製品のインストールはそのまま継続されます。本製品のインストールが正常に終了したことを確認した後、システムを再起動してください。
本製品にバンドルされているMicrosoft Visual C++ 2005 Redistributableパッケージを事前にインストールし、システムを再起動した後に本製品をインストールする。(この場合、本製品のインストール中にシステム再起動が必要な旨のポップアップが表示されることはありません。)
本製品にバンドルされているMicrosoft Visual C++ 2005 Redistributableパッケージをインストールするには、本製品のDVD内の以下のファイルを起動してください。
【32bit版の場合】
DVD :\MAIN\win32\vcredist\JPN\vcredist_x86.exe |
【64bit版の場合】
DVD :\Server\win32\vcredist\JPN\vcredist_x64.exe |
なお、上記の「Microsoft Visual C++ 2005 Redistributableパッケージがインストールされている環境」には、本製品のV13.3.0/V13.3.1からバージョンアップする場合も含まれます。
【Solaris版/Linux版】
FJSVsmee、FJSVsclrパッケージがすでに存在する場合
Systemwalker Centric Managerがサポートしている FJSVsmee(SMEEライブラリ)、FJSVsclr(SCLRライブラリ)は下記バージョンレベル以上になります。
【Solaris版】
FJSVsmee 3.1.5
FJSVsclr 1.4.4
【Linux版】
FJSVsmee 3.3-5
FJSVsclr 1.4-6
Systemwalker Centric Managerをインストールするコンピュータに、上記バージョンより古いFJSVsmee、またはFJSVsclrパッケージがすでにインストールされている場合は、Systemwalker Centric Managerをインストールできません。古いバージョンのFJSVsmee、またはFJSVsclrパッケージをアンインストールした後、Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。
Systemwalker Network Topology Manager 監視サーバと共存させる場合【Solaris版/Linux版】
Systemwalker Network Topology Manager 監視サーバをインストールする場合は、Systemwalker Centric Manager運用管理サーバでフレームワークのデータベース領域を作成した後にインストールしてください。
ServerView Linux がすでに導入されている場合
ServerView Linux がすでに導入されているサーバにインストールする場合、ServerViewトラップ転送プログラムを導入することで、ServerView AlarmServiceとの共存が可能です。
ServerViewトラップ転送プログラムは、富士通のホームページ(http://jp.fujitsu.com/)の「ダウンロード」から以下の方法で入手することができます。
入手方法
富士通のホームページ(http://jp.fujitsu.com/)の「サポート情報」から「ダウンロード」を選択する。
「ダウンロード」の「タイプ別ダウンロード」から「ドライバ、アップデータ」を選択する。
「ドライバ、アップデータ」の「サーバ」から、「PCサーバ」の「PRIMERGY、GRANPOWER5000」を選択する。
PRIMERGYの「ダウンロード」で、「ドライバ&修正プログラム」の、「ダウンロード検索」から、対象のサーバ製品名/型名で検索し、ServerViewトラップ転送プログラムを入手する。
Linux for Intel64版の場合は、SNMPトラップ転送プログラムを使用することで、ServerView AlarmServiceとの共存が可能となります。導入手順については、“SNMPトラップ転送プログラムを利用する場合の環境設定”を参照してください。
Symfoware Serverがインストールされていない環境で、以下の製品がインストールされている場合、Systemwalker Centric Managerのインストールはできません。
SystemWalker/CharsetMGR 5.x
標準コード変換1.0.x/1.1
以上の場合は、以下のパッケージおよびバージョンを確認し、パッケージの削除をし、再度、Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。
パッケージ: FSUNiconv
バージョン: 1.0.x/1.1.x以前
Systemwalker管理者アカウントについて
Systemwalker管理者アカウントをインストールする前に作成します。Systemwalker管理者アカウントは、インストール時に指定する必要があり、Systemwalker Centric Managerの各種操作を行う場合の管理者アカウントとして使用されます。また、Systemwalker管理者アカウントは、Systemwalker Centric Managerをインストールするそれぞれのサーバで作成しておく必要があります。なお、システム管理者(スーパーユーザ)の権限は必要ありません。使用できる文字種は、OSのマニュアルを参照してください。
【Solaris 10以前】
アカウント、パスワードともに8バイト以内
【Solaris 11以降】
アカウントは8バイト以内、パスワードは48バイト以内
【Linux】
アカウントは32バイト以内、パスワードは48バイト以内
sw000001~sw000009グループについて
Systemwalker Centric Managerをインストールするとsw000001~sw000009までのグループが作成されます。このグループは、セキュリティロールと関係付けられます。
sw000001~sw000009までのグループとセキュリティロールとの対応付けは、固定ではありません。sw000001~sw000009グループのグループIDは、変更しても問題ありません。
なお、Systemwalker Centric Managerをインストールしている状態でこれらのグループを削除すると、Systemwalkerの各機能が利用できなくなります。
Symfoware Serverがインストールされている、かつ、インストールされているSymfoware Serverのデータベースの文字コードがシステムの文字コードと異なっている環境に運用管理サーバをインストールする場合
インストールされているSymfoware Serverのデータベースの文字コードが、システムの文字コードと異なっている環境に運用管理サーバをインストールした場合、以下のようなメッセージが表示されインストールできません。
既にSymfoware Serverがインストールされていますが、インストールされているSymfoware Serverのデータベースの文字コードがシステムの文字コードと異なるため、運用管理サーバをインストールすることができません。詳しくはマニュアルを参照してください。 |
この場合、Symfoware Serverをアンインストール後、運用管理サーバをインストールしてください。Symfoware Serverをアンインストールできない場合は、別の環境に運用管理サーバをインストールしてください。
Symfoware製品のアンインストール方法は、各Symfoware製品のインストールガイドを参照してください。
Symfoware製品をアンインストールする前に、他の製品でSymfoware製品が使用されていないことを確認してください。
本バージョンより前のSystemwalker Centric ManagerのインストールによってインストールされたSymfoware Serverをアンインストールする場合は、インストールしたSystemwalker Centric Managerのバージョンの導入手引書を参照し、アンインストールしてください。
Symfoware Serverがインストールされている、かつ、Systemwalker Centric Managerが必須とするSymfoware Serverのパッケージがインストールされていない場合
Symfoware Serverがインストールされているが、Systemwalker Centric Managerが必須とするSymfoware Serverのパッケージがインストールされていない環境に運用管理サーバをインストールした場合、以下のようなメッセージが表示されインストールできません。
下記に示すSymfoware Serverのパッケージがインストールされていますが、本製品が必要とするパッケージがインストールされていないため、運用管理サーバをインストールすることができません。運用管理サーバをインストールする場合は、現在インストールされている下記のパッケージを先にアンインストールする必要があります。下記のパッケージをアンインストールする場合は、他の製品で使用されていないことを確認してください。 Symfoware Serverのパッケージ名 |
この場合、Symfoware Server(上記メッセージで表示されたパッケージ)をアンインストール後、運用管理サーバをインストールしてください。Symfoware Serverをアンインストールできない場合は、別の環境に運用管理サーバをインストールしてください。
Symfoware製品のアンインストール方法は、各Symfoware製品のインストールガイドを参照してください。ただし、すでにインストールされているSymfoware Serverが本製品または、他製品のバンドル製品としてインストールされた場合は、該当製品のマニュアルを参照してください。
Symfoware製品をアンインストールする前に、他の製品でSymfoware製品が使用されていないことを確認してください。
必須パッケージについて【Solaris版】
“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“関連ソフトウェア資源”を参照して、必要なパッケージがインストールされているかどうかを確認してください。
SELinux機能が有効に設定されている場合【Linux版】
SELinux機能が有効に設定されているLinux環境には、本製品をインストールすることができません。本製品をインストールするには、SELinux機能を無効に設定してから、本製品をインストールしてください。SELinux機能を無効に設定する方法は、Linuxのオンラインマニュアル等を参照してください。
オプション設定ファイルを使ってSNMPトラップ受信デーモンの起動オプションを変更している場合【Linux for Itanium版】
Linux for Itanium版Systemwalker Centric Managerをインストールすると、SNMPトラップ受信デーモン(snmptrapd)の以下のオプション設定ファイルが更新され、snmptrapdの受信ポートがSystemwalker Centric Managerで利用するポート(5972/udp)に変更されます。
製品導入前に、本オプション設定ファイルで受信ポートが設定されていないことを確認してください。
オプション設定ファイル:/etc/snmp/snmptrapd.options |
すでにオプション設定で別の受信ポートを設定していた場合は、Systemwalker Centric Managerと共有はできません。
“root”ユーザが“sys”グループに登録されている必要があります。デフォルトでは“root”ユーザは以下のグループに登録されています。
groups=0(root),1(bin),2(daemon),3(sys),4(adm),6(disk),10(wheel) |
シングルユーザモードでインストールする場合は、/optディレクトリおよびインストールしようとしているディレクトリをマウントした状態でインストールを実施してください。
Zone機能について【Solaris】
Solaris10以降で、Non-global Zoneが存在する環境のGlobal Zoneに対して、運用管理サーバをインストールすることはできません。また、Global Zoneに運用管理サーバをインストールした後に、Non-global Zoneを作成しないでください。