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Interstage Big DataParallel Processing ServerV1.0.0 ユーザーズガイド
Interstage

E.1 ファイルシステムの削除

DFS では、管理パーティションにファイルシステムを構成しているパーティション情報を記録しています。

そのため、使用中の DFS が不要になった場合は削除する必要があります。

注意

ファイルシステムを削除すると、ファイルシステムのデータはすべて削除されます。そのため、必要なデータは削除前にバックアップしてください。

以下の環境を例に、DFS の削除手順を示します。

・ 代表パーティション

:/dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107

・ ファイルシステム ID

:2

・ 論理ファイルシステム名

:pdfs2

特に指示がない場合は、マスタサーバ(プライマリ)で実行してください。

  1. 対象となる DFS がマウントされている場合はアンマウントします。

    すべての スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバでアンマウントします。

    # umount pdfs2 <Enter>

    マスタサーバでアンマウントします。

    # pdfsumntgl /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 <Enter>
  2. 現在のファイルシステム情報を確認します。

    # pdfsinfo -a <Enter>
    /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106:
    FSID special                                           size Type mount
       1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864) 14422 META -----
       1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864)  5116 LOG  -----
       1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864) 95112 DATA -----
    /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107:
    FSID special                                           size Type mount
       2 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 (880) 14422 META -----
       2 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 (880)  5116 LOG  -----
       2 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 (880) 95112 DATA -----
  3. DFS を削除します。

    # pdfsadm -D /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 <Enter>
  4. DFS が削除されたことを確認します。

    # pdfsinfo -a <Enter>
    /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106:
    FSID special                                           size Type mount
       1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864) 14422 META -----
       1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864)  5116 LOG  -----
       1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864) 95112 DATA -----
  5. 管理パーティション情報をバックアップします。

    保守作業で使用するため _backup_file_ を大切に保管してください。

    # pdfsgetconf _backup_file_ <Enter>
  6. すべての スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバで、ファイルシステム構成情報ファイルを削除します。

    # cd /etc/pdfs <Enter>
    # rm ./client.conf.pdfs2 <Enter>
  7. マスタサーバ(プライマリ)、およびマスタサーバ(セカンダリ)で、接続許可リストファイルを削除します。

    # cd /etc/pdfs <Enter>
    # rm ./server.conf.2 <Enter>
  8. マスタサーバ(プライマリ)、およびマスタサーバ(セカンダリ)、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバの /etc/fstab から対象となる DFS の記述を削除します。

    参考

    以下に、/etc/fstab に記述されている DFS のデバイス名を示します。

    • マスタサーバ(プライマリ)、マスタサーバ(セカンダリ):代表パーティションの by-id 名

    • スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、連携サーバ    :論理ファイルシステム名