DFS では、ファイルシステムを構成するパーティションをディスク媒体上で 3 つの領域に分けています。
領域種別 | 利用コンポーネント |
---|---|
メタデータ領域 | MDS |
アップデートログ領域 | |
ファイルデータ領域 | AC |
以下の手順でディスクレイアウトを決定してください。
DFS で必要となる共用ディスク装置の容量を見積ります。
領域種別 | 見積り方法 |
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(a)ファイルデータ領域 | ファイルデータで必要となる容量 |
(b)メタデータ領域 | ファイルデータ領域 ≦ 1TB の場合 : 100GB |
(c)アップデートログ領域 | メタデータ領域に内包されるため見積り不要 |
合計 | (a)+(b) |
メタデータ領域のパーティションからファイルデータ領域を分離するか決定します。
メタデータ領域とファイルデータ領域は、分離して別パーティションに配置します。別パーティションに配置することで、各領域への I/O 処理が分離し競合することを避けることができます。
ファイルデータ領域の分離は、“pdfsmkfs コマンド”の“dataopt オプション”で指定できます。
DFS に使用するパーティションを決定します。
必要となる容量を元に、DFS に使用する共用ディスク装置のパーティションを決定しデバイス名を確認します。
最大 256 パーティションまで使用できます。
ポイント
DFS は、1 つのパーティションでも構成できますが、複数のパーティションで構成した場合、I/O 処理の分散効果が得られます。
メタデータ領域のパーティションを決定します。
参考
DFS を複数のパーティションで構成する場合、メタデータ領域に使用するパーティションが、代表パーティションとなります。