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Interstage Big DataParallel Processing ServerV1.0.0 ユーザーズガイド
Interstage

D.1.2 ディスクレイアウト

DFS では、ファイルシステムを構成するパーティションをディスク媒体上で 3 つの領域に分けています。

表D.1 パーティションの 3 つの領域

領域種別

利用コンポーネント

メタデータ領域

MDS

アップデートログ領域

ファイルデータ領域

AC

以下の手順でディスクレイアウトを決定してください。

  1. DFS で必要となる共用ディスク装置の容量を見積ります。

    表D.2 共用ディスク装置の容量の見積り

    領域種別

    見積り方法

    (a)ファイルデータ領域

    ファイルデータで必要となる容量

    (b)メタデータ領域

    ファイルデータ領域 ≦ 1TB の場合 : 100GB
    ファイルデータ領域 > 1TB の場合 : 300GB

    (c)アップデートログ領域

    メタデータ領域に内包されるため見積り不要

    合計

    (a)+(b)

  2. メタデータ領域のパーティションからファイルデータ領域を分離するか決定します。

    メタデータ領域とファイルデータ領域は、分離して別パーティションに配置します。別パーティションに配置することで、各領域への I/O 処理が分離し競合することを避けることができます。
    ファイルデータ領域の分離は、“pdfsmkfs コマンド”の“dataopt オプション”で指定できます。

  3. DFS に使用するパーティションを決定します。

    必要となる容量を元に、DFS に使用する共用ディスク装置のパーティションを決定しデバイス名を確認します。
    最大 256 パーティションまで使用できます。

    ポイント

    DFS は、1 つのパーティションでも構成できますが、複数のパーティションで構成した場合、I/O 処理の分散効果が得られます。

  4. メタデータ領域のパーティションを決定します。

    参考

    DFS を複数のパーティションで構成する場合、メタデータ領域に使用するパーティションが、代表パーティションとなります。