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Interstage Big DataParallel Processing ServerV1.0.0 ユーザーズガイド
Interstage

B.3.1 コマンド実行時のメッセージ

コマンド実行時に出力または表示するメッセージについて説明します。

bdpp: WARN : 001: bdpp Hadoop is already started.

【メッセージの意味】

Hadoop は、すでに起動されています。

bdpp: WARN : 002: bdpp Hadoop is already stopped.

【メッセージの意味】

Hadoop は、すでに停止しています。

bdpp: INFO : 003: bdpp Hadoop JobTracker is alive.

【メッセージの意味】

Hadoop のプロセス(JobTracker)は、起動中です。

bdpp: INFO : 004: bdpp Hadoop JobTracker is not alive.

【メッセージの意味】

Hadoop のプロセス(JobTracker)は、起動していません。

bdpp: ERROR: 005: bdpp Hadoop start failed ($PROCESS).

【メッセージの意味】

$PROCESS に示す Hadoop のプロセスの起動に失敗しました。

【対処方法】

  • ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「A.3 ポート一覧」を参照して、Interstage Big Data Processing Server で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。

  • ssh デーモンが起動されていない、または ssh の通信に失敗していることが考えられます。ssh の設定を見直してから、もう一度コマンドを実行してください。

  • マスタサーバのプライマリ、セカンダリ間で、ssh がパスワードなしで通信できるように設定されていないことが考えられます。マスタサーバのプライマリ、セカンダリ間で、各サーバでそれぞれ公開鍵を作成し、ssh がパスワードなしで通信できるように設定してから、もう一度コマンドを実行してください。

上記に該当しない場合には、ログ(“/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_hadoop.log”)を参照し、Apache Hadoop のエラー内容および Apache Hadoop の関連ログを確認して対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 006: bdpp Hadoop stop failed ($PROCESS).

【メッセージの意味】

$PROCESS に示す Hadoop のプロセスの停止に失敗しました。

【対処方法】

ログ(“/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_hadoop.log”)を参照し、Apache Hadoop のエラー内容および Apache Hadoop の関連ログを確認して対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 010: clone.conf does not exist.

【メッセージの意味】

クローニングサーバ定義ファイル(clone.conf)が存在しません。

【対処方法】

クローニングサーバ定義ファイル(clone.conf)の存在するディレクトリを指定してください。クローニングサーバ定義ファイル(clone.conf)がない場合は、作成してください。

bdpp: ERROR: 011: Failed to get the information from slave server.

【メッセージの意味】

クローニング採取対象のスレーブサーバが登録できませんでした。

【対処方法】

クローニングサーバ定義ファイル(clone.conf)の設定内容に誤りがないか確認してください。

bdpp: ERROR: 012: Failed to get the list of slave servers.

【メッセージの意味】

サーバの情報が取得できませんでした。

【対処方法】

“bdpp_addserver コマンド”の実行結果を再確認し、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 013: server name and image name are needed to get the cloning image.

【メッセージの意味】

必要なパラメーターが指定されていません。

【対処方法】

コマンドの使用方法を確認してください。

bdpp: ERROR: 014: Failed to remove the slave server.

【メッセージの意味】

クローニング採取対象のスレーブサーバが削除できませんでした。

【対処方法】

ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス"FJSVrcx:"の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 015: Failed to create the slave server image.

【メッセージの意味】

クローニングイメージが採取できませんでした。

【対処方法】

  • ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「A.3 ポート一覧」を参照して、Interstage Big Data Processing Server で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。

  • スレーブサーバのシステム BIOS の設定において、ブート順序の設定が管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートが最初に設定されていないことが考えられます。スレーブサーバのシステム BIOS の設定を確認し、管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートを最初となるように設定してから、もう一度コマンドを実行してください。

上記に該当しない場合には、ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス"FJSVrcx:"の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

注意

clone.conf の定義誤り(MAC アドレスなど)やクローニングイメージの採取中のタイムアウトなど、クローニングイメージの採取に失敗した場合、クローニングイメージの採取を行ったスレーブサーバのネットワークインターフェースが、クローニング処理によって“DHCP”の設定に変更されたままで終了することがあります。

この場合、対象のスレーブサーバにログインして、ネットワークインターフェースの設定を手動で復旧した上で、「4.6.1 ネットワーク二重化・Hadoop のアンセットアップ」、および「4.2.3 ネットワーク二重化・Hadoop のセットアップ」を実施して再設定してください。

bdpp: ERROR: 016: Failed to get the list of server image.

【メッセージの意味】

クローニングイメージの情報が取得できませんでした。

【対処方法】

“bdpp_getimage コマンド”の実行結果を再確認し、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 017: Failed to remove the cloning image.

【メッセージの意味】

クローニングイメージを削除できませんでした。

【対処方法】

ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス"FJSVrcx:"の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 018: Failed to deploy the slave server image.

【メッセージの意味】

クローニングイメージを配備できませんでした。

【対処方法】

  • ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「A.3 ポート一覧」を参照して、Interstage Big Data Processing Server で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。

  • スレーブサーバのシステム BIOS の設定において、ブート順序の設定が管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートが最初に設定されていないことが考えられます。スレーブサーバのシステム BIOS の設定を確認し、管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートを最初となるように設定してから、もう一度コマンドを実行してください。

  • ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")にメッセージ”FJSVnrmp:ERROR:64780:invalid file format(file=ipaddr.conf, detail=line X)”(X は、ipaddr.confの行番号)が出力されている場合は、クローニングイメージを採取する際、ipaddr.conf ファイルにクローニングイメージを採取するスレーブサーバの定義が含まれていないことが考えられます。
    ipaddr.conf ファイルにクローニングイメージを採取するスレーブサーバの定義を含めた上で、「4.9.1.1.2 ネットワークパラメーター自動設定機能の登録」を再実行してから、クローニングイメージを再度採取し、クローニングイメージを配備してください。

上記に該当しない場合には、ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス"FJSVrcx:"の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 019: Failed to regist FJSVrcx.conf or ipaddr.conf in the slave server.

【メッセージの意味】

スレーブサーバにFJSVrcx.conf、またはipaddr.confが登録できませんでした。

【対処方法】

  • ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「A.3 ポート一覧」を参照して、Interstage Big Data Processing Server で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。

  • FJSVrcx.conf、またはipaddr.confファイルが存在しない、または指定されたパスに誤りがあることが考えられます。
    FJSVrcx.conf、またはipaddr.confファイルがない場合はファイルを作成し、パスに誤りがある場合はパスを再確認してから、もう一度コマンドを実行してください。

上記に該当しない場合には、ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス"FJSVrcx:"の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: ERROR: 020: Failed to change the cloning image directory.

【メッセージの意味】

クローニングイメージの格納ディレクトリが変更できませんでした。

【対処方法】

ログ("/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log")およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス"FJSVrcx:"の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。

bdpp: INFO : 021: Processing was completed normally.

【メッセージの意味】

コマンド処理が正常に終了しました。

bdpp: ERROR: 101: Administrator privilege is required.

【メッセージの意味】

実行する利用者に管理者権限がありません。

【対処方法】

システム管理者権限で再実行してください。