本書の目的
本書は、Interstage Big Data Parallel Processing Server (以降、本製品) の機能概要と、導入時に必要な操作および設定、運用について説明しています。
本書の読者
本書は、本製品を利用してビッグデータ分析を行うシステムを構築するにあたり、インフラ構築の知識に加え、Apache Hadoop のシステム構築、操作およびアプリケーション開発の知識を有する管理者を対象にしています。
本書の構成
本書の構成は、以下のとおりです。
見出し | 内容 |
---|---|
第1章 概要 | 本製品の概要について説明します。 |
第2章 システムの設計と導入準備 | 本製品を使用する際に検討すべきシステムの設計と本製品の導入前の準備作業について説明します。 |
第3章 システム構築の方法 | 本製品のシステム構築の方法について説明します。 |
第4章 導入と削除 | 本製品の導入および削除の方法について説明します。 |
第5章 運用 | 本製品の運用方法について説明します。 |
第6章 保守 | 本製品の保守方法について説明します。 |
付録A リファレンス | 本製品のコマンド、定義ファイルなどについて説明します。 |
付録B メッセージ | 本製品が出力するメッセージについて説明します。 |
付録C 必須パッケージ | 本製品が動作する基本ソフトウェアに必須となるパッケージについて説明します。 |
付録D DFSの環境構築 | DFS の環境構築の方法について説明します。 |
付録E DFSの運用変更 | DFS の運用変更の方法について説明します。 |
用語集 | 本製品で使用する用語について説明します。必要に応じて参照してください。 |
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
本製品の使用時に必要な基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。
【マスタサーバ】 | マスタサーバを対象とした記事 |
【スレーブサーバ】 | スレーブサーバを対象とした記事 |
【開発実行環境サーバ】 | 開発実行環境サーバを対象とした記事 |
【連携サーバ】 | 連携サーバを対象とした記事 |
特に説明がない場合、本文中の"ラックサーバ"はPRIMERGY RXシリーズを指します。
参照先は、「 」でくくります。
可変部分は、{ }でくくります。
画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。
ボタン名は< >でくくります。
メニューの選択順を[ ] > [ ]の形式で示します。
特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。
メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。
使用例は、プロンプトを Linux の"#"で表記しています。
Interstage Big Data Parallel Processing Server ウェブサイト
Interstage Big Data Parallel Processing Server のウェブサイトでは、最新のマニュアルや技術情報を公開しています。
本製品を利用する前に、Interstage Big Data Parallel Processing Server のウェブサイトを参照することをお勧めします。URL は以下のとおりです。
URL: http://interstage.fujitsu.com/jp/bigdatapps/ (2012年5月時点)
関連マニュアル
本製品には、以下のマニュアルを同梱しています。
PRIMECLUSTER 4.3A10
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0
Primesoft Distributed File System V1
本製品から同梱マニュアルの内容を参照する場合は、製品媒体の下記場所に格納されているそれぞれのマニュアルを参照してください。
DISK1 :PRIMECLUSTER のマニュアル
{DVDドライブ}:\DISK1\products\PCL\documents\manuals\Ja
DISK1 :ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition のマニュアル
{DVDドライブ}:\DISK1\packages\ROR\Common\manual\ja
DISK1 :Primesoft Distributed File System for Hadoop のマニュアル
{DVDドライブ}:\DISK1\products\PDFS\documents\manuals\ja
なお、各同梱マニュアルのうち、Interstage Big Data Parallel Processing Server が提供する機能以外は使用できません。
略称
本書中の略称は以下のとおりです。
略称 | 製品 |
---|---|
Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64) |
輸出管理規制表記
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。
商標について
Apache Hadoop、Hadoop、HDFS、HBase、Hive、PigはApache Software Foundation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Adobe、Adobe Reader および Flash は、Adobe Systems Incorporated (アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Red Hat、RPM および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc. の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft、Windows、MS、MS-DOS、Windows XP、Windows Server、Windows Vista、Windows 7、Excel およびInternet Explorer は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Interstage、ServerView、Symfoware および Systemwalker は、富士通株式会社の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
なお、本書では、システム名または製品名に付記される登録表示((TM)または(R))は、省略しています。
出版年月および版数
版数 | マニュアルコード |
---|---|
2012年 5月 第1版 | J2UL-1563-01Z0(00) |
お願い
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
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