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ETERNUS SF Express 15.0/ Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 バージョンアップガイド

2.3.1 AdvancedCopy Manager 15.0での変更点

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleで使用する用語の名称を変更

ETERNUS ディスクアレイへのアドバンスト・コピー指示をSAN経由で行う運用環境において、ETERNUS ディスクアレイ内に必要な論理ボリュームの名称を、以下のように変更しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

アクセスパス(Access Path)

15.0

アクセスボリューム(Access Volume)


GUIクライアントのサポートを中止

Web GUIのサポートに伴って、GUIクライアントのサポートを中止しました。
インストールされているGUIクライアントを、アンインストールしてください。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

AdvancedCopy Managerの機能をGUIで操作する場合、PCにインストールしたAdvancedCopy ManagerのGUIクライアントから操作します。

15.0

AdvancedCopy Managerの機能をGUIで操作する場合、Webブラウザから操作します。

参照

利用できるWebブラウザの種類や操作方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』を参照してください。


管理対象装置のサポート中止

以下の装置について、サポートを中止しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

-

15.0

ETERNUS4000 モデル80, 100
ETERNUS3000 (全モデル対象)
ETERNUS6000 (全モデル対象)
ETERNUS GR series

参照

本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerがサポートするストレージ装置は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「サポート装置」を参照してください。


動作プラットフォームのサポートを中止

以下の動作プラットフォームについて、サポートを中止しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

-

15.0

  • AdvancedCopy Managerマネージャー

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition SPなし

  • AdvancedCopy Managerエージェント

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-Based Systems SPなし/SP2
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems SP2
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition SPなし
    Solaris(TM) 8 Operating System
    Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel Itanium)
    Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for Itanium)

  • AdvancedCopy Manager Copy Control Module

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-Based Systems SPなし/SP2
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems SP2
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition SPなし
    Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition SPなし

参照

本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerが動作するプラットフォームは、『ETERNUS SF 導入ガイド』の以下箇所を参照してください。

  • 「ETERNUS SF Managerの動作環境」

  • 「AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境」

  • 「AdvancedCopy Manager CCMの動作環境」


マネージャー機能が含まれるプログラムのデフォルトインストールパスを変更 (Windows環境の場合)

マネージャー機能が含まれるプログラムのデフォルトインストールパスを変更しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

C:\Win32app\AdvancedCopyManager

15.0

C:\ETERNUS_SF\ACM

デフォルトのインストール先にプログラムをインストールした場合、stgcmmodnodeコマンドのフルパスは、以下のようになります。

  • バージョン14.2以前の場合

    C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgcmmodnode

  • バージョン15.0の場合

    C:\ETERNUS_SF\ACM\bin\stgcmmodnode


コマンドにおけるプレビューの中止

コマンドにおけるプレビューを中止しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

コマンドのプレビューにより、意図したタスク操作(コマンドオプション)であるかを事前に確認できます。

15.0

コマンドのプレビューはありません。

参照

各コマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「各種コマンド」を参照してください。

stgmgrinfobkup(管理情報一括バックアップコマンド)における-tオプション指定時の動作を変更

-tオプションの引数にAuthDataを指定した場合の動作を、以下のように変更しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

認証管理簿をバックアップします。

15.0

形式誤りのため、コマンドが異常終了します。

参考

変更後は、ポリシーファイルの設定を使ってstgmgrinfobkupコマンドを実行する場合、キー名「AuthData」が“Yes”でも認証管理簿をバックアップしません。


stgenvdisp(環境情報表示コマンド)が表示する情報を変更

運用管理サーバの場合に表示する情報を、以下のように変更しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

“Authentication feature”および“IP address for GUI”を表示します。

15.0

“Authentication feature”および“IP address for GUI”を表示しません。


swstbackup(バックアップ実行コマンド)の動作を変更

Windows版のswstbackupコマンドにおいて、以下条件を満たす場合の動作を変更しました。

参考

Windows版のswstbackupコマンドにおける、-Xflushオプションとバックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルの関係は、以下のとおりです。

バージョン

-Xflush
オプション

BufferFlushOnlyの値がonの場合

BufferFlushOnlyの値がoffの場合

BufferFlushOnlyパラメーターの記述がない場合

バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルが存在しない場合

14.2以前

指定なし

Flush

Lock

Lock

Lock

指定あり

Flush

Flush

Flush

Flush

15.0

指定なし

Flush

Lock

Flush

Flush

指定あり

Flush

Flush

Flush

Flush

Lock: 業務ボリュームをロックします。
Flush: 業務ボリュームのファイルシステムのバッファーをフラッシュします。


swsrpmake(複製作成コマンド)およびswsrpcancel(複製解除コマンド)の動作を変更

Windows版のswsrpmakeコマンドおよびswsrpcancelコマンドにおいて、以下条件を満たす場合の動作を変更しました。

参考

Windows版のswsrpmakeコマンドおよびswsrpcancelコマンドにおける、-Xflushオプションと複写元ボリュームロック動作指定ファイルの関係は、以下のとおりです。

バージョン

-Xflush
オプション

BufferFlushOnlyの値がonの場合

BufferFlushOnlyの値がoffの場合

BufferFlushOnlyパラメーターの記述がない場合

複写元ボリュームロック動作指定ファイルが存在しない場合

14.2以前

指定なし

Flush

Lock

Lock

Lock

指定あり

Flush

Flush

Flush

Flush

15.0

指定なし

Flush

Lock

Flush

Flush

指定あり

Flush

Flush

Flush

Flush

Lock: 複写元ボリュームをロックします。
Flush: 複写元ボリュームのファイルシステムのバッファーをフラッシュします。

注意

サーバ間レプリケーションの場合、かつ、複写元ボリュームが存在する管理対象サーバに導入されているAdvancedCopy Managerがバージョン14.2以前の場合は、バージョン14.2以前の動作となります。


Linux版PRIMECLUSTERに対する、環境の設定・解除方法を変更

Linux版PRIMECLUSTERに対する環境の設定・解除方法が、以下のように変更しました。

バージョン

非互換の内容

14.2以前

以下のコマンドで環境設定および環境解除を行います。

  • stgclset_lxprm (Linux版PRIMECLUSTER環境設定コマンド)

  • stgclunset_lxprm (Linux版PRIMECLUSTER環境解除コマンド)

15.0

上記の2つのコマンドをサポートしません。
代わりに、Linux版/HP-UX版クラスタセットアップおよびアンセットアップ手順で、環境設定および環境解除を行います。


AdvancedCopy Managerマネージャーの調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更

調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更しました。

バージョン

非互換の内容

コマンド名

パス名

14.2以前

acmcapture

  • Windows環境
    <AdvancedCopy Manager プログラムディレクトリ>\bin

  • Solaris/Linux環境
    /opt/FJSVswstf/bin

15.0

esfsnap

  • Windows環境()
    $INS_DIR\Common\bin

  • Solaris/Linux環境
    /opt/FJSVesfcm/bin

: $INS_DIRは、ETERNUS SF Managerのインストール時に指定した「プログラムディレクトリ」です。


AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更

調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更しました。

バージョン

非互換の内容

コマンド名

パス名

14.2以前

acmcapture

  • Windows環境
    <AdvancedCopy Manager Copy Control Module プログラムディレクトリ>\bin

  • Solaris/Linux環境
    /opt/FJSVccm/bin

15.0

esfsnap

  • Windows環境()
    $INS_DIR\Common\bin

  • Solaris/Linux環境
    /opt/FJSVesfcm/bin

: $INS_DIRは、ETERNUS SF Managerのインストール時に指定した「プログラムディレクトリ」です。