AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleで使用する用語の名称を変更
ETERNUS ディスクアレイへのアドバンスト・コピー指示をSAN経由で行う運用環境において、ETERNUS ディスクアレイ内に必要な論理ボリュームの名称を、以下のように変更しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | アクセスパス(Access Path) |
15.0 | アクセスボリューム(Access Volume) |
GUIクライアントのサポートを中止
Web GUIのサポートに伴って、GUIクライアントのサポートを中止しました。
インストールされているGUIクライアントを、アンインストールしてください。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | AdvancedCopy Managerの機能をGUIで操作する場合、PCにインストールしたAdvancedCopy ManagerのGUIクライアントから操作します。 |
15.0 | AdvancedCopy Managerの機能をGUIで操作する場合、Webブラウザから操作します。 |
参照
利用できるWebブラウザの種類や操作方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』を参照してください。
管理対象装置のサポート中止
以下の装置について、サポートを中止しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | - |
15.0 | ETERNUS4000 モデル80, 100 |
参照
本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerがサポートするストレージ装置は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「サポート装置」を参照してください。
動作プラットフォームのサポートを中止
以下の動作プラットフォームについて、サポートを中止しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | - |
15.0 |
|
参照
本バージョンレベルのAdvancedCopy Managerが動作するプラットフォームは、『ETERNUS SF 導入ガイド』の以下箇所を参照してください。
「ETERNUS SF Managerの動作環境」
「AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境」
「AdvancedCopy Manager CCMの動作環境」
マネージャー機能が含まれるプログラムのデフォルトインストールパスを変更 (Windows環境の場合)
マネージャー機能が含まれるプログラムのデフォルトインストールパスを変更しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | C:\Win32app\AdvancedCopyManager |
15.0 | C:\ETERNUS_SF\ACM |
例
デフォルトのインストール先にプログラムをインストールした場合、stgcmmodnodeコマンドのフルパスは、以下のようになります。
バージョン14.2以前の場合
C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgcmmodnode
バージョン15.0の場合
C:\ETERNUS_SF\ACM\bin\stgcmmodnode
コマンドにおけるプレビューの中止
コマンドにおけるプレビューを中止しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | コマンドのプレビューにより、意図したタスク操作(コマンドオプション)であるかを事前に確認できます。 |
15.0 | コマンドのプレビューはありません。 |
参照
各コマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「各種コマンド」を参照してください。
stgmgrinfobkup(管理情報一括バックアップコマンド)における-tオプション指定時の動作を変更
-tオプションの引数にAuthDataを指定した場合の動作を、以下のように変更しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | 認証管理簿をバックアップします。 |
15.0 | 形式誤りのため、コマンドが異常終了します。 |
参考
変更後は、ポリシーファイルの設定を使ってstgmgrinfobkupコマンドを実行する場合、キー名「AuthData」が“Yes”でも認証管理簿をバックアップしません。
stgenvdisp(環境情報表示コマンド)が表示する情報を変更
運用管理サーバの場合に表示する情報を、以下のように変更しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | “Authentication feature”および“IP address for GUI”を表示します。 |
15.0 | “Authentication feature”および“IP address for GUI”を表示しません。 |
swstbackup(バックアップ実行コマンド)の動作を変更
Windows版のswstbackupコマンドにおいて、以下条件を満たす場合の動作を変更しました。
-Xflushオプションが指定されていない。かつ
バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルに、BufferFlushOnlyパラメーターの記述がない。
または、バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルが存在しない。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | 業務ボリュームをロックします。 |
15.0 | 業務ボリュームのファイルシステムのバッファーをフラッシュします。 |
参考
Windows版のswstbackupコマンドにおける、-Xflushオプションとバックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルの関係は、以下のとおりです。
バージョン | -Xflush | BufferFlushOnlyの値がonの場合 | BufferFlushOnlyの値がoffの場合 | BufferFlushOnlyパラメーターの記述がない場合 | バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルが存在しない場合 |
---|---|---|---|---|---|
14.2以前 | 指定なし | Flush | Lock | Lock | Lock |
指定あり | Flush | Flush | Flush | Flush | |
15.0 | 指定なし | Flush | Lock | Flush | Flush |
指定あり | Flush | Flush | Flush | Flush |
Lock: 業務ボリュームをロックします。
Flush: 業務ボリュームのファイルシステムのバッファーをフラッシュします。
swsrpmake(複製作成コマンド)およびswsrpcancel(複製解除コマンド)の動作を変更
Windows版のswsrpmakeコマンドおよびswsrpcancelコマンドにおいて、以下条件を満たす場合の動作を変更しました。
-Xflushオプションが指定されていない。かつ
複写元ボリュームロック動作指定ファイルに、BufferFlushOnlyパラメーターの記述がない。
または、複写元ボリュームロック動作指定ファイルが存在しない。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | 複写元ボリュームをロックします。 |
15.0 | 複写元ボリュームのファイルシステムのバッファーをフラッシュします。 |
参考
Windows版のswsrpmakeコマンドおよびswsrpcancelコマンドにおける、-Xflushオプションと複写元ボリュームロック動作指定ファイルの関係は、以下のとおりです。
バージョン | -Xflush | BufferFlushOnlyの値がonの場合 | BufferFlushOnlyの値がoffの場合 | BufferFlushOnlyパラメーターの記述がない場合 | 複写元ボリュームロック動作指定ファイルが存在しない場合 |
---|---|---|---|---|---|
14.2以前 | 指定なし | Flush | Lock | Lock | Lock |
指定あり | Flush | Flush | Flush | Flush | |
15.0 | 指定なし | Flush | Lock | Flush | Flush |
指定あり | Flush | Flush | Flush | Flush |
Lock: 複写元ボリュームをロックします。
Flush: 複写元ボリュームのファイルシステムのバッファーをフラッシュします。
注意
サーバ間レプリケーションの場合、かつ、複写元ボリュームが存在する管理対象サーバに導入されているAdvancedCopy Managerがバージョン14.2以前の場合は、バージョン14.2以前の動作となります。
Linux版PRIMECLUSTERに対する、環境の設定・解除方法を変更
Linux版PRIMECLUSTERに対する環境の設定・解除方法が、以下のように変更しました。
バージョン | 非互換の内容 |
---|---|
14.2以前 | 以下のコマンドで環境設定および環境解除を行います。
|
15.0 | 上記の2つのコマンドをサポートしません。 |
AdvancedCopy Managerマネージャーの調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更
調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更しました。
バージョン | 非互換の内容 | |
---|---|---|
コマンド名 | パス名 | |
14.2以前 | acmcapture |
|
15.0 | esfsnap |
|
注: $INS_DIRは、ETERNUS SF Managerのインストール時に指定した「プログラムディレクトリ」です。
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更
調査資料採取コマンドの名称およびパスを変更しました。
バージョン | 非互換の内容 | |
---|---|---|
コマンド名 | パス名 | |
14.2以前 | acmcapture |
|
15.0 | esfsnap |
|
注: $INS_DIRは、ETERNUS SF Managerのインストール時に指定した「プログラムディレクトリ」です。