テキストファイルのデータには漢字データを含むことができますが、Windows(R)ではシフトJISコードを、ホストではJEFコードを用いています。このため、漢字データを含むテキストファイルを転送する場合、漢字コードの変換を行う必要があり、Kシリーズ端末エミュレータでは次の方法で変換を行います。
利用者は特に意識する必要はありません。
ホストから受信したテキストファイル内のJEFコードをシフトJISコードに変換します。
JEFコードでは、1バイトの英数字・カナコードと漢字コードを区別するためにJEFコードの前後に漢字シフトコードが入っていますが、変換後のシフトJISコードには漢字シフトコードがないので、その分レコード長は短くなります。
注意
通常、ASPのデータファイル中は、漢字シフトコードを使わず、ファイル定義体や利用者プログラムなどを用いることで英数字・カナコードと漢字コードを識別しています。その場合、ASPのデータとして扱っていたファイルを取り込むには、受信前にASP上で漢字シフトコードを挿入しておく必要があります。
Windows(R)上のテキストファイル内のシフトJISコードをJEFコードに変換します。
漢字シフトコードが挿入されるため、その分レコード長は長くなります。
指定されたレコード長はホスト側のレコード長であるため、Windows(R)のテキストファイルでは超えていなくてもこのコード変換によりサイズがオーバーし、ファイル転送を中止する場合があります。
注意
通常、ASPのデータファイル中は、漢字シフトコードを使わず、ファイル定義体や利用者プログラムなどを用いることで英数字・カナコードと漢字コードを識別しています。その場合、ASPのデータとして扱うためには、送信後、ASP上で漢字シフトコードを取り除く必要があります。