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Kシリーズ端末エミュレータ V7.1 L40 使用手引書

16.2.4 漢字コード

テキストファイルのデータには漢字データを含むことができますが、Windows(R)ではシフトJISコードを、ホストではJEFコードを用いています。このため、漢字データを含むテキストファイルを転送する場合、漢字コードの変換を行う必要があり、Kシリーズ端末エミュレータでは次の方法で変換を行います。

利用者は特に意識する必要はありません。


(1)受信時の漢字コード変換

ホストから受信したテキストファイル内のJEFコードをシフトJISコードに変換します。

JEFコードでは、1バイトの英数字・カナコードと漢字コードを区別するためにJEFコードの前後に漢字シフトコードが入っていますが、変換後のシフトJISコードには漢字シフトコードがないので、その分レコード長は短くなります。


図16.11 受信時の漢字コード変換

注意

通常、ASPのデータファイル中は、漢字シフトコードを使わず、ファイル定義体や利用者プログラムなどを用いることで英数字・カナコードと漢字コードを識別しています。その場合、ASPのデータとして扱っていたファイルを取り込むには、受信前にASP上で漢字シフトコードを挿入しておく必要があります。


(2)送信時の漢字コード変換

Windows(R)上のテキストファイル内のシフトJISコードをJEFコードに変換します。

漢字シフトコードが挿入されるため、その分レコード長は長くなります。

指定されたレコード長はホスト側のレコード長であるため、Windows(R)のテキストファイルでは超えていなくてもこのコード変換によりサイズがオーバーし、ファイル転送を中止する場合があります。


図16.12 送信時の漢字コード変換

注意

通常、ASPのデータファイル中は、漢字シフトコードを使わず、ファイル定義体や利用者プログラムなどを用いることで英数字・カナコードと漢字コードを識別しています。その場合、ASPのデータとして扱うためには、送信後、ASP上で漢字シフトコードを取り除く必要があります。