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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 クラスタ適用ガイド

17.3.2 削除作業詳細

以下の手順で、クラスタ環境を削除します。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy Managerのコマンドを使用してノードを削除します。

  2. 業務を停止します。

    Sun Clusterの機能を利用して、対象のリソースグループを停止します。

    リソースグループの停止方法は、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。

  3. セカンダリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードでマウントします。

  4. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにして、セカンダリノードで次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR

    コマンドの詳細は、「20.3.3 stgclunset_sun(Solaris版Sun Cluster 環境解除コマンド)」を参照してください。

  5. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードの情報が表示されます。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system   : Sun Cluster
            Node type        : Secondary
            Mount point      : /STGMGRDISK
            Node name        : nodeMGR
            Service          : manager_service
            Network Resource : stgnet
            Function         : Server
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されます。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  6. セカンダリノードのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #
  7. セカンダリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードでアンマウントします。

  8. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、プライマリノードでマウントします。

  9. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにして、プライマリノードで次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR

    コマンドの詳細は、「20.3.3 stgclunset_sun(Solaris版Sun Cluster 環境解除コマンド)」を参照してください。

  10. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードの情報が表示されます。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system   : Sun Cluster
            Node type        : Primary
            Mount point      : /STGMGRMNT
            Node name        : nodeMGR
            Service          : manager_service
            Network Resource : stgnet
            Function       : Server
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されます。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  11. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #
  12. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、プライマリノードでアンマウントします。

  13. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に/etc/servicesに設定した、以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesから削除してください。

    • 業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名

  14. リソースを削除します。

    必要に応じて、以下のリソースを削除してください。

    • AdvancedCopy Managerの論理ホスト名リソースの名前または共有アドレスリソース

    • AdvancedCopy ManagerのSUNW.HAStoragePlusリソース

  15. 業務を起動します。

    Sun Clusterの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。

    リソースグループの起動方法は、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。