ここでは、サーバとシャーシの事前設定について説明します。
シャーシの設定(ブレードサーバ)
マネジメントブレードのマニュアルを参照して、「4.1.1.2 シャーシの設定値(ブレードサーバの設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティーには、Write(参照更新権)が必要です。
管理用IPアドレス(マネジメントブレードIPアドレス)
SNMPコミュニティー名
SNMPトラップ送信先
管理サーバのIPアドレスを設定します。
マネジメントブレードのマニュアルを参照して、マネジメントブレード上のSNMPエージェントの設定に以下の値を設定してください。
Set Agent SNMP Enable
"enable"を設定します。
Set Agent SNMP Security Enable
"disable"を設定します。
注意
シャーシの停止の際にシャーシ内のサーバを自動的に停止させる処理は、マネジメントブレードのgracefulシャットダウンを利用して行います。この機能を利用するには、シャーシ内のすべてのサーバにServerView Agentsがインストールされている必要があります。
シャーシの設定(PRIMEQUEST)
マネジメントボードのマニュアルを参照して、「4.1.1.4 シャーシの設定値(PRIMEQUESTの設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティーには、Write(参照更新権)が必要です。
管理用IPアドレス(マネジメントボードの仮想IPアドレス)
ユーザー名
パスワード
SNMPコミュニティー名
SNMPトラップ送信先
管理サーバのIPアドレスを設定します。
マネジメントボードのマニュアルを参照して、以下を有効にしてください。
SNMPエージェント
リモートマネジメントコントローラーの設定(ブレードサーバ以外)
リモートマネジメントコントローラーのマニュアルを参照して、定義した以下の値を設定してください。
IPアドレス
ユーザー名
パスワード
SNMPトラップ送信先
管理サーバのIPアドレスを設定します。
管理対象サーバのBIOS設定
設定変更が必要なBIOSは、以下の3種類です。
管理対象サーバ本体のBIOSです。
内蔵SCSI BIOSとFC-HBA BIOSを有効または無効に設定、ブートデバイスの優先順位を設定します。
注意
サーバブレードのBIOSの設定によって、シャーシの電源と連動してサーバブレードの電源を起動できます。詳細は、サーバブレードのユーザーズガイドを参照してください。
PRIMERGY BX900/BX400シリーズで、サーバブレードのLAN拡張カードとしてLND-PG203を搭載している場合、サーバブレードのBIOS設定でLAN拡張カードのNICを"disable"に設定しないでください。
"disable"にした場合、サーバブレードとLANスイッチブレード間の接続が正常に表示されません。
また、以下の機能が正常に動作しません。
LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部ポート、外部ポート)
サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)
ネットワークインターフェースからのブート設定時に"UEFI"と"Legacy"が表示されたときは、"Legacy"を選択してください。
管理対象サーバの拡張カードとして搭載するFC-HBAに関するBIOSです。
ファイバーチャネルスイッチ接続でSAN環境に対応したストレージを使用する設定、およびSANブートを有効または無効に設定します。
運用環境に応じて、以下を設定します。
HBA address renameによるSANブートを利用する場合
FC-HBA BIOSを有効にしてください。
また、ブート順序を以下の順序で設定してください。
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC1(Index1))
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC2(Index2))
CD-ROMからのブート(CD-ROMを接続している場合)
ストレージからのブート
注意
管理対象サーバで運用を開始し、ディスクからブートする際も、ブート順序は変更しないでください。
NIC1、NIC2以外も管理LANとして使用できます。この場合、順序1.と2.は、適宜読み替えてください。なお、NIC1、NIC2以外を管理LANとして使用する場合、本手順で設定したNICと同じNICをサーバ登録時に指定してください。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「2.4.2 ブレードサーバの登録」または「2.5.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録」を参照してください。
ネットワークインターフェースからのブート設定時に"UEFI"と"Legacy"が表示されたときは、"Legacy"を選択してください。
SAN環境に対応したストレージからのブートを有効にしてください。
各BIOS設定については、各機種のマニュアルを参照してください。
注意
各BIOSの設定を変更した場合、設定を保存したあと、再起動してください。
BIOSのファームウェアが古い場合、HBA address renameは動作しません。
富士通 PCサーバ PRIMERGY向けWebサイトを参照し、アップデートしてください。
URL: http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ (2012年2月時点) |
管理対象サーバのOS設定
以下の機能を利用する場合、pingコマンドに応答するようにOSへ設定してください。
自動リカバリ(ラックマウント型サーバとタワー型サーバ)
監視情報の設定(ping監視)
ServerView Operations Managerの設定(VMware ESXi)
本製品でVMware ESXiを管理する場合、ServerView Operations Managerに対象のVMware ESXiを登録してください。
詳細は、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してください。