本書の目的
本書は、ServerView Resource Orchestrator(以降、本製品)の機能概要と導入時に必要な操作および設定、運用について説明しています。
本書の読者
本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラを運用する管理者を対象にしています。
また、システムを構築するにあたり、導入するサーバ、ストレージ、ネットワーク機器、サーバ仮想化ソフトウェア、Active DirectoryやLDAPなどディレクトリサービスの一般的な知識があることを前提としています。
本書の構成
本書は、以下の構成になっています。
見出し | 内容 |
---|---|
第1章 概要 | 本製品の概要について説明します。 |
第2章 本製品の導入作業の概要 | 本製品利用時の導入作業の全体の流れについて説明します。 |
第3章 本製品導入のための設計 | 本製品を導入するための設計について説明します。 |
第4章 本製品導入のための事前準備 | 本製品を導入するための事前準備について説明します。 |
第5章 インストール/アンインストール | 本製品のインストールとアンインストールについて説明します。 |
第6章 インストール後の設定 | インストール後に行う設定について説明します。 |
第7章 本製品へのログイン | 本製品のログイン方法について説明します。 |
第8章 セットアップ | 本製品のセットアップについて説明します。 |
付録A ポート一覧 | 本製品の機能で使用するポートについて説明します。 |
付録B HTTPS通信 | HTTPS通信のセキュリティについて説明します。 |
付録C ハードウェアの設定 | ハードウェアの設定について説明します。 |
付録D 物理L-Server作成のための設計と設定 | 物理L-Serverを作成する場合の設計と設定について説明します。 |
付録E 仮想L-Server作成のための設計と設定 | 仮想L-Serverを作成する場合の設計と設定について説明します。 |
付録F 物理L-Serverに対するVMホストの導入 | 物理L-ServerにVMホストを導入する方法について説明します。 |
付録G ディレクトリサービスによるユーザー管理 | ディレクトリサービスによるユーザー管理について説明します。 |
付録H Basicモード | Basicモードについて説明します。 |
付録I 定義ファイル | 定義ファイルの設定について説明します。 |
付録J 導入時の留意点 | 本製品を導入する際の留意点について説明します。 |
付録K ダッシュボードのカスタマイズ | ダッシュボードのカスタマイズ方法について説明します。 |
付録L ServerView Deployment Managerとの共存 | 本製品とServerView Deployment Managerを同一ネットワークで使用する手順について説明します。 |
用語集 | 本製品で使用する用語について説明します。必要に応じて参照してください。 |
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
本製品を使用する際、必要になる基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。
【Windows】 | Windows対応記事(Hyper-V未使用) |
【Linux】 | Linux対応記事 |
【VMware】 | VMware対応記事 |
【Hyper-V】 | Hyper-V対応記事 |
【Xen】 | RHEL5-Xen対応記事 |
【KVM】 | RHEL-KVM対応記事 |
【Oracle VM】 | Oracle VM対応記事 |
【Windows/Hyper-V】 | WindowsまたはHyper-V対応記事 |
【Windows/Linux】 | WindowsまたはLinux対応記事 |
【Linux/VMware】 | LinuxまたはVMware対応記事 |
【Xen/KVM】 | RHEL5-XenまたはRHEL-KVM対応記事 |
【VMホスト】 | VMwareまたはHyper-Vを有効にしたWindows Server 2008対応記事 |
特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。
参照先は「 」でくくります。
画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。
ボタン名は< >または[ ]でくくります。
メニューの選択順を[ ]-[ ]の形式で示します。
ユーザーが入力する文字は太字で示します。
可変部分は斜体で示します。
特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。
メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。
使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。
RORコンソールのメニューについて
RORコンソールでの操作は、メニューまたはポップアップメニューから行います。
本書では、メニューおよびポップアップメニューのどちらでも実行できる操作については、ポップアップメニューによる手順を記載しています。
ServerView Resource Orchestrator Webサイト
ServerView Resource Orchestrator Webサイトでは、最新のマニュアルや技術情報を公開しています。
本製品を利用する前に、ServerView Resource Orchestrator Webサイトを参照することをお勧めします。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/ror/ (2012年2月時点) |
マニュアル体系と読み方
本製品のマニュアルには、以下のものがあります。必要に応じて、それぞれのマニュアルを読んでください。
マニュアル名称 | マニュアル略称 | 目的・用途 |
---|---|---|
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド | 導入ガイド CE | はじめにお読みください。 基本的な機能の利用目的や利用場面、製品の導入方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 インストールガイド | インストールガイド CE | 製品のインストール方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 運用ガイド | 運用ガイド CE | 構築したシステムの運用方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) | 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE | インフラ管理者および兼任管理者が利用するGUI(リソース管理)の操作方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編 | 操作ガイド インフラ管理者編 CE | インフラ管理者および兼任管理者が利用するGUI(リソース管理以外)の操作方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド テナント管理者編 | 操作ガイド テナント管理者編 CE | テナント管理者が利用するGUIの操作方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド テナント利用者編 | 操作ガイド テナント利用者編 CE | テナント利用者が利用するGUIの操作方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理) | リファレンスガイド (リソース管理) CE | インフラ管理者および兼任管理者が利用するリソース管理のコマンド、システムが出力するメッセージ、トラブルシューティングを知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 | リファレンスガイド CE | インフラ管理者および兼任管理者が利用するリソース管理以外のコマンドを知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 メッセージ集 | メッセージ集 CE | メッセージに対して、具体的な対処方法を調べる場合にお読みください。 |
また、本書から以下に示すVirtual Editionのマニュアルを参照している場合があります。
必要に応じて、それぞれのマニュアルを読んでください。
マニュアル名称 | マニュアル略称 | 目的・用途 |
---|---|---|
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 導入ガイド | 導入ガイド VE | 基本的な機能の利用目的や利用場面、製品の導入方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 インストールガイド | インストールガイド VE | 製品のインストール方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 運用ガイド | 運用ガイド VE | 構築したシステムの運用方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 操作ガイド | 操作ガイド VE | GUIの操作方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 コマンドリファレンス | コマンドリファレンス | コマンドの操作方法を知りたい場合にお読みください。 |
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 メッセージ集 | メッセージ集 VE | メッセージに対して、具体的な対処方法を調べる場合にお読みください。 |
関連マニュアル
以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。
運用管理マニュアル
Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage Business Process Manager Analytics V11.1 使用手引書 (管理コンソール)
PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書
VMwareを利用する場合
vSphere 基本システム管理
vSphere リソース管理ガイド
ゲスト OS インストールガイド
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux仮想マシン機能またはRed Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64) Linux仮想マシン機能を利用する場合
PRIMEQUEST(1000シリーズ) RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル
Systemwalker Software Configuration Manager 運用ガイド
KVM 仮想マシン機能を利用する場合
Red Hat Enterprise Linux 6 Virtualization Administration Guide
Red Hat Enterprise Linux 6 Virtualization Getting Started Guide
Red Hat Enterprise Linux 6 Virtualization Host Configuration and Guest Installation Guide
Oracle VMを利用する場合
Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド
Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド
NetAppストレージを利用する場合
Data ONTAP Software Setup Guide
Data ONTAP System Administration Guide
Data ONTAP Storage Management Guide
Data ONTAP Block Access Management Guide for iSCSI and FC
ETERNUSストレージを利用する場合
ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド
ETERNUS SF Storage Cruiser メッセージ説明書
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 Copy Control Module 編
ServerView Suiteを利用する場合
ServerView Suite ServerView でのユーザ管理
略称
本書中の略称は以下のとおりです。
略称 | 製品 |
---|---|
Windows | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows Server 2008 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows 2008 x86 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86) |
Windows 2008 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64) |
Windows Server 2003 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition |
Windows 2003 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition |
Windows 7 | Windows(R) 7 Professional |
Windows Vista | Windows Vista(R) Business |
Windows XP | Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system |
Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux 5 | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux 6 | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86) |
RHEL5-Xen | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux 仮想マシン機能 |
RHEL-KVM | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86) 仮想化機能 |
DOS | Microsoft(R) MS-DOS(R) operating system, DR DOS(R) |
Oracle VM | x86用 Oracle VM Server |
ESC | ETERNUS SF Storage Cruiser |
GLS | PRIMECLUSTER GLS |
Navisphere | EMC Navisphere Manager |
Solutions Enabler | EMC Solutions Enabler |
MSFC | Microsoft Failover Cluster |
SCVMM | System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 |
VMware | VMware vSphere(R) 4 |
VMware FT | VMware Fault Tolerance |
VMware DRS | VMware Distributed Resource Scheduler |
VMware DPM | VMware Distributed Power Management |
VMware vDS | VMware vNetwork Distributed Switch |
VIOM | ServerView Virtual-IO Manager |
ROR VE | ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition |
ROR CE | ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition |
リソースコーディネータ | Systemwalker Resource Coordinator |
輸出管理規制表記
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商標について
EMC、EMC2、CLARiX、SymmetrixおよびNavisphereは、EMC Corporationの登録商標または商標です。
HPは、Hewlett-Packard Companyの登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft、Windows、MS、MS-DOS、Windows XP、Windows Server、Windows Vista、Windows 7、Excel、Active DirectoryおよびInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの登録商標です。また、Data ONTAP、Network Appliance、Snapshotは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。
ServerView、Systemwalkerは富士通株式会社の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
お願い
本書を無断でほかに転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
版数 | マニュアルコード |
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2011年11月 第1版 | J2X1-7610-01Z0(00) |
2011年12月 第1.1版 | J2X1-7610-01Z0(01) |
2012年1月 第1.2版 | J2X1-7610-01Z0(02) |
2012年2月 第1.3版 | J2X1-7610-01Z0(03) |
2012年3月 第1.4版 | J2X1-7610-01Z0(04) |
2012年4月 第1.5版 | J2X1-7610-01Z0(05) |
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