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PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.3

D.2.4 4.2A30 からの非互換項目

  4.2A30 から非互換となる機能は以下のとおりです。

表D.4 4.2A30 からの非互換項目

項番

項目

移行後のOS

1

sfcadd(8) コマンドのエラーメッセージの変更

すべて

2

sendfile(2) のサポート

RHEL6

3

マウントオプション atime 指定時の動作の変更

RHEL6

D.2.4.1 sfcadd(8) コマンドのエラーメッセージの変更

非互換内容

  sfcadd(8) コマンドにおいて、以下の条件のときに出力されるエラーメッセージを変更しました。

  追加するパーティションのサイズが最大パーティションサイズを超えている場合。

移行前:

sfcadd: ERROR: 0026: special partition size is over the maximum file system capacity

移行後:

sfcadd: ERROR: 0026: special exceeds the maximum size of a partition

対処方法

  ありません。

D.2.4.2 sendfile(2)のサポート

非互換内容

  sendfile(2) を GFS 共用ファイルシステムに対して発行した場合の動作を変更しました。

移行前:異常終了 (復帰値:-1、errno:EINVAL)

移行後:正常終了

対処方法

  対処は不要です。

D.2.4.3 マウントオプション atime 指定時の動作の変更

非互換内容

  マウントオプション atime 指定時の動作を変更しました。

  移行前:

  ファイルの最終参照時刻を、ファイルアクセスのたびに更新します。

  移行後:

  以前のファイルの最終参照時刻が、最終修正時刻または最終変更時刻より古いか同じ場合、ファイルの最終参照時刻を更新します。また、以前のファイルの最終参照時刻が1日以上古い場合も更新します。

対処方法

  移行前と同じ動作にする場合は、/etc/fstab に記載されているマウントオプション atime を strictatime に変更してください。