GUIインストーラから出力されたインストールシェルスクリプトを使用して、インストールする場合の手順について説明します。
1) 任意のディレクトリに格納
Windows環境またはSolaris環境において、出力されたインストールシェルスクリプトをSolaris環境の任意のディレクトリ上に格納し、以下のようなディレクトリ構成としてください。
任意のディレクトリ/isinstaller/setupinstall.sh
任意のディレクトリ/isinstaller/setupuninstall.sh
任意のディレクトリ/isinstaller/response
なお、マシン再起動で消滅するディレクトリなどには格納しないように注意が必要です。
2) setupinstall.shの修正
インストールを実行する前に以下の設定についてカスタマイズすることができます。必要に応じて修正してください。
設定項目 | 変数名 | 説明 |
---|---|---|
CD-ROMのパス | PKGDIRECTORY | CD-ROM装置のマウント設定に合わせて修正してください。 |
ホスト名 | IASHOSTNAME | 作成時に設定したホスト名から変更したい場合にホスト名を設定してください。(初期値は未設定になっています。) |
Java EE 5機能のJava EE共通ディレクトリ | ISJEE_DIR | デフォルト値(/var/opt/FJSVisjee)以外のディレクトリを設定する場合は、存在しないディレクトリ、または、配下にファイルやディレクトリが存在しない空ディレクトリを指定してください。ただし、いずれの場合も親ディレクトリは存在する必要があります。なお、シンボリックリンクは指定できません。 |
注意
上記で記載していない項目については、修正しないでください。
修正した内容についてはチェックされませんので、ご注意ください。(不正な設定をした場合、インストールまたはセットアップ中に失敗することもあります。)
3) 実行権の付与
setupinstall.shに実行権を付与してください。また、同時に出力されたsetupuninstall.shも実行権を付与してください。
4) インストールの実行
setupinstall.shをスーパユーザから実行してください。setupinstall.shが存在するディレクトリ上から実行します。
なお、setupinstall.shを作成した同一エディションのCD-ROMを使用してインストールしてください。誤って別のエディションのCD-ROMによりインストールした場合、誤動作が発生する可能性があります。
./setupinstall.sh |
注意
途中CD-ROMの入れ替えを要求されますので、入れ替え作業を実施してください。
setupinstall.shは以下の実行方法で実行しないでください。
「. ./setupinstall.sh」
Solaris 10またはSolaris 11で未サポートの機能・パッケージが指定されている場合、それぞれの環境で該当機能・パッケージはインストールされません。
一部のパッケージがインストールされている状態でインストールをキャンセルした場合、本製品を正常に動作させるためにはインストールしたパッケージをアンインストールしてから、再インストールする必要があります。