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Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

8.4.1 定義時に利用できるプロパティ

定義更新を行う際、定義済みプロパティを定義値中の変数として利用できます。
以下のようにプロパティ名を{}で囲い、先頭に'$'を付加することでこれらのプロパティを指定できます。

${com.sun.aas.javaRoot}


定義済みプロパティ

Java EE実行環境では以下のプロパティがあらかじめ定義されており、定義更新時に利用できます。
なお、これらの項目は参照だけ可能であり、ユーザがプロパティの値を変更することはできません。

プロパティ名

説明

com.sun.aas.installRoot

Java EE実行環境のインストールディレクトリです。
デフォルト値は以下のとおりです。

  C:\Interstage\F3FMisje6\glassfish

  /opt/FJSVisje6/glassfish

com.sun.aas.javaRoot

JDK/JREのインストールディレクトリです。
デフォルト値は以下のとおりです。

  C:\Interstage\JDK6

  /opt/FJSVawjbk/jdk6

com.sun.aas.instanceRoot

Interstage Java EE 6 DASサービス


[Java EE 6共通ディレクトリ]\domains\domain1


[Java EE 6共通ディレクトリ]/domains/domain1

com.sun.aas.derbyRoot

Java DBのルートディレクトリです。
デフォルト値は以下のとおりです。

  C:\Interstage\F3FMisje6\javadb

  /opt/FJSVisje6/javadb

com.sun.aas.hostName

Java EE実行環境が動作するマシンのホスト名です。

file.separator

ファイルパスの区切り文字です。
すべてのプラットフォームで“/”が使用されます。

path.separator

環境変数の区切り文字です。

  “;”が使用されます。


  “:”が使用されます。

以下のように利用します。

C:\Interstage\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin set resources.jdbc-connection-pool.__TimerPool.property.databaseName=${com.sun.aas.instanceRoot}/lib/databases/ejbtimer

/opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin set resources.jdbc-connection-pool.__TimerPool.property.databaseName=${com.sun.aas.instanceRoot}/lib/databases/ejbtimer