Java EE Connector Architecture規約に準じたリソースアダプタでは、リソースアダプタの種別に応じてJavaBeanインスタンスを生成し処理に利用します。JavaBeanの生成時には、deployment descriptor(またはアノテーション)、asadminコマンドで指定したconfigプロパティの値が設定されます。JavaBeanの種類には、リソースアダプタ、ManagedConnectionFactory、ActivationSpec、管理対象オブジェクトがあります。コンフィギュレーションは、次の3つのステップで実行されます。
JavaBeanインスタンスの生成
タイプA、Bのconfigプロパティの足し合わせ (注1)
タイプA:deployment descriptor(ra.xml、ejb-jar.xml(注2))/アノテーション(注2)のconfigプロパティ
タイプB:asadminコマンドから指定したconfigプロパティ
注1) タイプAのプロパティにタイプBのプロパティを追加します。ただし、共通するプロパティ名の場合、タイプBのプロパティ値でタイプAを上書きします。
注2) ActivationSpec JavaBeanの場合だけ該当します。
2.実行後のconfigプロパティを用いたJavaBeanのsetter呼出し
各JavaBeanで使用されるプロパティは以下のとおりです。
JavaBeanの種類 | タイプA | タイプB |
---|---|---|
リソースアダプタ | ra.xmlの<connector><resourceadapter><config-property> | なし |
ManagedConnectionFactory | ra.xmlの<connector><resourceadapter><outbound-resourceadapter><connection-definition><config-property> |
|
ActivationSpec |
| なし |
管理対象オブジェクト | ra.xmlの<connector><resourceadapter><adminobject><config-property> |
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