インバウンド・リソースアダプタは、アプリケーションと非同期で動作し、リソースアダプタが必要に応じてアプリケーションに処理を要求します。リソースアダプタは、EISからの処理要求を受けて必要なタイミングでMessage-driven Beanを呼び出し、アプリケーションサーバに処理要求を配信します。配信されたメッセージは、Message-driven Beanの各種定義に従ってEJBコンテナによって管理されます。
インバウンド・リソースアダプタの受信アプリケーションは、Message-driven Beanを使用します。どのリソースアダプタからのメッセージを受信するかは、リソースアダプタ名で指定します。リソースアダプタ名を指定しない場合、または空の文字列か「jmsra」を指定した場合は、Message-driven Beanのメッセージを受信する対象としてJMSが選択されます。リソースアダプタ名については「5.12.1 コネクタモジュールの配備とリソース定義の作成」を、Message-deriven Beanについては「3.5.1 Message-driven Beanの実行環境」を参照してください。