以下にネーミングサービスと環境ネーミングコンテキストの仕様の差異について記載します。
| 項目 | ネーミングサービス | 環境ネーミングコンテキスト | 
|---|---|---|
| 名前空間 | JNDI名による名前空間でオブジェクトを管理します。 | java:comp/envというプレフィックスを持つ論理的な名前空間でオブジェクトを管理します。 | 
| 名前の一意性 | Interstage Java EE 6 DASサービス内で一意の名前で管理します。 | EJBコンポーネントの場合には内包するEnterprise JavaBeanごとに、それ以外のJava EEコンポーネントの場合にはコンポーネントごとに一意の名前で管理します。 | 
| 参照するオブジェクトの定義 | JNDI APIにJNDI名を指定することでオブジェクトを参照可能です。 | JNDI APIでオブジェクトをlookupするためにはdeployment descriptorファイルにlookupするオブジェクトの参照名を定義する必要があります。 | 
| コンテキストの操作 | 参照(lookupなど)、更新(bindなど)が可能です。 | 参照(lookupなど)だけ可能です。 | 
| 対応関係の定義 | 対応関係を定義できません。JNDI APIに指定した名前のリソースがネーミングサービスに存在しなければエラーとなります。 | アプリケーションでlookupする時の名前と、実際のJNDI名の対応関係を定義できます。 | 
| 参照可能なオブジェクト | 
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