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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

4.3 メッセージの確認方法

管理サーバのInterstage管理コンソールにログインし、Interstageの操作中に、マルチサーバ運用でエラーが発生した場合、Interstage管理コンソール上にメッセージが出力されます。

本メッセージを確認することにより、異常が発生したサーバグループ/管理対象サーバを容易に特定できます。

本メッセージの確認方法について説明します。


出力形式

マルチサーバ運用中のメッセージは、以下のいずれかの形式で出力されます。

[発生日時 発生管理対象サーバ名] ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
[発生日時 発生サーバグループ名] ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
[発生日時] ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容

ポイント

「ラベル」以降は、以下の通常のメッセージの出力形式と同じです。

通常のメッセージの出力形式
ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容

■出力項目

出力形式に対応する各出力項目を以下に示します。


発生日時

エラーが発生した日時です。

発生管理対象サーバ名

エラーが発生した管理対象サーバの名前です。

発生サーバグループ名

エラーが発生したサーバグループの名前です。

ラベルエラー種別メッセージ番号メッセージ内容

通常のメッセージと同じです。「メッセージ集」を参照し、メッセージの意味を確認して対処してください。


出力例

サーバグループ「svrgrp002」に配置されたIJServer「WU001」の起動時に、サーバグループ「svrgrp002」に所属する管理対象サーバ「server01」上のアプリケーションの起動が失敗した場合

[2005/01/05 21:43:29 server01] IS: エラー: is20450:ワークユニット(WU001)の処理に失敗しました 
理由コード(518)・・・・・(1)
[2005/01/05 21:43:29 svrgrp002] IS: エラー: is21117:IJServer起動処理の一部に失敗しました 
IJServer=WU001(svrgrp002)・・・・・(2)
[2005/01/05 21:43:29] IS: エラー: is21117:IJServer起動処理の一部に失敗しました 
IJServer=WU001(svrgrp002)・・・・・(3)

確認手順
  1. (3)のエラーメッセージis21117から、IJServerの起動処理において、一部の管理対象サーバ上のアプリケーションの起動が失敗したことがわかります。

  2. (1)のエラーメッセージis20450/(2)のエラーメッセージis21117から、起動に失敗したサーバは、サーバグループ「svrgrp002」に所属する管理対象サーバ「server01」であることがわかります。

  3. 異常が発生したサーバ「server01」が出力している(1)のエラーメッセージis20450の内容から、異常が発生した原因を特定します。