管理サーバのInterstage管理コンソールにログインし、Interstageの操作中に、マルチサーバ運用でエラーが発生した場合、Interstage管理コンソール上にメッセージが出力されます。
本メッセージを確認することにより、異常が発生したサーバグループ/管理対象サーバを容易に特定できます。
本メッセージの確認方法について説明します。
■出力形式
マルチサーバ運用中のメッセージは、以下のいずれかの形式で出力されます。
[発生日時 発生管理対象サーバ名] ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
[発生日時 発生サーバグループ名] ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
[発生日時] ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
ポイント
「ラベル」以降は、以下の通常のメッセージの出力形式と同じです。
ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
■出力項目
出力形式に対応する各出力項目を以下に示します。
エラーが発生した日時です。
エラーが発生した管理対象サーバの名前です。
エラーが発生したサーバグループの名前です。
通常のメッセージと同じです。「メッセージ集」を参照し、メッセージの意味を確認して対処してください。
例
サーバグループ「svrgrp002」に配置されたIJServer「WU001」の起動時に、サーバグループ「svrgrp002」に所属する管理対象サーバ「server01」上のアプリケーションの起動が失敗した場合
[2005/01/05 21:43:29 server01] IS: エラー: is20450:ワークユニット(WU001)の処理に失敗しました 理由コード(518)・・・・・(1) [2005/01/05 21:43:29 svrgrp002] IS: エラー: is21117:IJServer起動処理の一部に失敗しました IJServer=WU001(svrgrp002)・・・・・(2) [2005/01/05 21:43:29] IS: エラー: is21117:IJServer起動処理の一部に失敗しました IJServer=WU001(svrgrp002)・・・・・(3)
(3)のエラーメッセージis21117から、IJServerの起動処理において、一部の管理対象サーバ上のアプリケーションの起動が失敗したことがわかります。
(1)のエラーメッセージis20450/(2)のエラーメッセージis21117から、起動に失敗したサーバは、サーバグループ「svrgrp002」に所属する管理対象サーバ「server01」であることがわかります。
異常が発生したサーバ「server01」が出力している(1)のエラーメッセージis20450の内容から、異常が発生した原因を特定します。