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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
Interstage

1.11.11 CORBA_ORB_set_client_timer()

名前

CORBA_ORB_set_client_timer -サーバメソッド待機時間の設定

形式

void
CORBA_ORB_set_client_timer(
      CORBA_ORB              orb, 
      CORBA_Object           obj, 
      CORBA_long             time,
      CORBA_Environment      *env );

機能説明

クライアントアプリケーションにおいて、objに指定したサーバオブジェクトに対するサーバメソッドが復帰するまでの待機時間をtimeに設定します。ここで設定する待機時間は、objに指定したホスト上で動作するサーバオブジェクトすべてに対して有効となります。

パラメタ

orb

CORBA_ORB_init()によって獲得したORBのオブジェクトリファレンス。

obj

待機時間を設定するサーバオブジェクトのオブジェクトリファレンス。

time

サーバメソッドが復帰するまでの待機時間(秒単位)。待機時間には、0から100000000までを指定することができます。0を指定した場合は、サーバメソッドが復帰するまでの待機時間を監視しません。

env

例外情報が格納される構造体。

復帰値

正常終了した場合は、復帰値はありません。
異常終了した場合は、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。

_idの意味と値は次のとおりです。_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

IDL:CORBA/StExcep/INV_OBJREF:1.0

objに不当なオブジェクトを指定しました。

IDL:CORBA/StExcep/BAD_PARAM:1.0

timeに不当な値を指定しました。

IDL:CORBA/StExcep/NO_MEMORY:1.0

メモリ不足が発生しました。

注意事項