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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
Interstage

8.1 動的起動インタフェースについて

動的起動インタフェースを使用することにより、実行時に動的にパラメタを組み立ててサーバアプリケーションのメソッドを呼び出すことが可能です。

静的起動インタフェースでは、クライアントアプリケーションの開発時にスタブを使用するため、呼び出すサーバアプリケーションのメソッドの型(インタフェース)が明らかとなっている必要があります。動的起動インタフェースでは、開発の時点に、メソッドの型(インタフェース)が明らかとなっている必要はありません。また、十分に考慮されていれば、クライアントアプリケーションを修正せずに、サーバのメソッドを追加できる可能性があります。
ただし、動的起動インタフェースを使用した場合、サーバアプリケーションのインタフェース情報を取得するために、インタフェースリポジトリと通信する分だけ、静的起動インタフェースに比べて性能は不利となります。また、静的起動インタフェースを使用する場合よりもコーディングが複雑になりやすいため、静的起動インタフェースが使用可能である場合は、静的起動インタフェースを使用することを推奨します。