MQDを使用する代表的な2つの動作モデルを以下に示します。
イベントチャネル連携サービスを使用して非同期通信を行う場合の構成
ACM連携サービスを使用して非同期通信を行う場合の構成
図H.1 イベントチャネル連携サービスを使用して非同期通信を行う場合の構成
図H.2 ACM連携サービスを使用して非同期通信を行う場合の構成
[図中の用語の説明]
ACM: Asynchronous CoMmunication
AIM: Advanced Information Manager
APサーバ: アプリケーションサーバ
DB: データベース
DMZ: DeMilitarized Zone
GS: グローバルサーバ
IDCM: Integrated Data Communication Manager
OD: CORBAサービス
TJNL: Transaction JourNaL service
非同期通信を使用するアプリケーションは、一般的なOLTPアプリケーションまたはイベントサービスのアプリケーションとして業務を実行します。当該アプリケーションは、通常、イントラネット内で動作し、DMZ(DeMilitarized Zone)上で動作するCORBAクライアントプログラムなどから呼び出されます。
このクライアントプログラムは、単独のCORBAのクライアントプログラムとして実行されることも、Webブラウザ経由で実行されることもあります。どちらの形態であっても、DMZとイントラネット領域間のアクセスはファイアウォールを経由させるのが一般的です。