機能説明
当該アプリケーションをMQDに接続します。
記述形式
#include "mqdapi.h" int mqd_connect(char *sysname, MQD_Environment *env, MQD_System **system)
パラメタ
MQDシステム名へのポインタを指定します。MQDシステム名は、mqdsetupコマンドを実行したときに指定したMQDのシステム環境の名前です。
例外処理のための復帰情報へのポインタを指定します。エラー詳細コードに以下の値が返されます。復帰情報(MQD_Environment構造体)の詳細については、“8.4 復帰情報の説明”を参照してください。
MQD_ERR_SYNTAX
MQD_ERR_NOENV
MQD_ERR_NOSYSTEM
MQD_ERR_CONNECTED
MQD_ERR_IO
MQD_ERR_NOMEMORY
MQD_ERR_PROCESSOVER
MQD_ERR_ACCESSDENY
MQD_ERR_SYSNAME
MQD_ERR_INVALIDAPI
MQDに接続した場合にはMQDシステム情報(MQD_System構造体)へのポインタを返します。MQDシステム情報へのポインタは、後述の各関数の入力パラメタとして使用します。
復帰値
本関数の処理結果が以下の復帰値で通知されます。
正常時:0
異常時: -1
注意事項
MQDに接続するためにはMQDを起動しておく必要があります。
マルチスレッドのアプリケーションでMQDのプログラムインタフェースを使用する場合には、MQDのプログラムインタフェースを使用するスレッドでそれぞれmqd_connectを実行する必要があります。
MQDを利用するアプリケーションとJava言語で作成したアプリケーションを連携する場合、以下の制限があります。本制限を厳守しなかった場合、MQDシステムが異常終了するなどの事象が発生します。システムプログラムの動作保証外となりますので注意してください。
Java言語で作成したアプリケーションからMQDを利用するアプリケーションをJNI経由で利用することはできません。
Java言語で作成したアプリケーションと同じプロセスでMQDのアプリケーションインタフェースを利用することはできません。
Java言語で作成したアプリケーションから非同期通信機能を利用する場合は、“Interstage JMS”を利用してください。“Interstage JMS”の詳細は、“J2EEユーザーズガイド”を参照してください。
一度 mqd_connectrdb関数を使用してMQDに接続し、mqd_disconnect関数で切断後に、本関数を使用してMQDに接続することはできません。その場合本関数はエラー詳細コード“MQD_ERR_INVALIDAPI”で復帰します。