ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
Interstage

D.5 Interstage証明書環境の作成

  scsmakeenvコマンドを使用してInterstage証明書環境を作成します。

  scsmakeenvコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“SSL環境設定コマンド”を参照してください。


  scsmakeenvコマンドを使用して、Interstage証明書環境を新規に作成する例です。
  パスワードの入力を促されたら、Interstage証明書環境にアクセスするためのパスワードを入力してください。入力したパスワードは表示されません。

C:\> scsmakeenv -e
New Password:
Retype:
SCS: 情報: scs0100: Interstage証明書環境を作成しました。
C:\>


  scsmakeenvコマンドを使用して、iscertgによるアクセス権限が設定されたInterstage証明書環境を新規に作成する例です。
  例では、Interstage証明書環境へのアクセスを許可する所有グループとしてiscertgを作成し、作成したiscertgにInterstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)のUserディレクティブに初期値として設定されている実効ユーザnobodyを追加しています。
  なお、証明書環境を作成する前に環境変数JAVA_HOMEにJDK、またはJREのインストールパスを設定してください。
  以下はBourneシェルを使用した実行例です。パスワードの入力を促されたら、Interstage証明書環境にアクセスするためのパスワードを入力してください。入力したパスワードは表示されません。

# groupadd iscertg
# usermod -G iscertg nobody
# JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk5;export JAVA_HOME
# scsmakeenv -e -g iscertg
New Password:
Retype:
UX:SCS: 情報: scs0100: Interstage証明書環境を作成しました。
UX:SCS: 情報: scs0180: Interstage証明書環境の所有グループを設定しました。
#