利用者が、業務サーバコンテンツの使用中にサインオフせずにWebブラウザを閉じると、不要なセションが残ってしまい、同じユーザIDでサインオンすることができなくなる場合があります。
このような場合、セションが自動的に無効になるのを待ち合わせたり、SSO管理者にセションを無効にするように依頼したりすることなく、利用者が再度同じユーザIDでサインオンしなおすことができます。この際、不要なセションは自動的に無効になります。
すでにサインオンしているユーザIDと同じユーザIDでサインオンした場合、以下のような強制サインオン問い合わせページが表示されます。
強制サインオン問い合わせページで各ボタンをクリックした場合、以下のように動作します。
“はい”ボタンをクリックした場合
強制サインオンを実行します。
同じユーザIDでサインオンしているセションが無効になります。
業務サーバコンテンツに対してアクセスした場合は、利用者のWebブラウザに業務サーバコンテンツが表示されます。直接認証基盤にアクセスした場合は、認証成功後ページが表示されます。
“いいえ”ボタンをクリックした場合
強制サインオンを取り消します。
利用者のWebブラウザには、サインオン取り消しメッセージが表示されます。
強制サインオン問い合わせページのメッセージについては、SSO管理者が、認証サーバに格納されている、以下のメッセージファイルを編集することでカスタマイズすることができます。
200queryforcedsignon_ja.template (日本語版メッセージ用)
200queryforcedsignon_en.template (英語版メッセージ用)
強制サインオン問い合わせページのメッセージのカスタマイズ方法については、“5.1 Webブラウザに表示するメッセージのカスタマイズ”を参照してください。
強制サインオンを行う場合は、リポジトリサーバ(更新系)のInterstage 管理コンソールを使用して[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[セション管理詳細設定[表示]]をクリックし、[サインオン]の[強制サインオン]を“許可する”に設定してください。
項目の詳細、および設定方法については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。