業務サーバの起動方法は、業務サーバが動作するWebサーバにより異なります。以下に業務サーバとして使用しているWebサーバごとの起動方法を示します。
なお、業務サーバが正常に起動した場合は、システムのログに情報を出力します。また、業務サーバを運用する場合には、リポジトリサーバ、認証サーバが正常に起動している必要があります。
Interstage HTTP Serverを使用している場合
業務サーバは、業務サーバを構築したマシンのInterstage管理コンソールを使用して起動することができます。
Interstage HTTP Serverを起動することにより業務サーバは起動します。Interstage管理コンソールを使用して、[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバ名:状態]画面にて[起動]ボタンをクリックしてください。Webサーバ名は、業務サーバが組み込まれているWebサーバを選択してください。
Interstage管理コンソールの起動については“運用ガイド(基本編)”を、Interstage管理コンソールの画面操作については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
Interstage HTTP Serverは、コマンドを使用するなど、別の方法で起動することも可能です。Interstage HTTP Serverの詳細な起動方法については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”を参照してください。
Microsoft(R) Internet Information Services 6.0以降を使用している場合
Microsoft(R) Internet Information Servicesを起動した後、WebブラウザからWebサーバにアクセスすることにより業務サーバは起動します。Microsoft(R) Internet Information Servicesは、「サービス」の“World Wide Web Publishing Service”の“開始”を選択することにより起動します。
Microsoft(R) Internet Information Services 6.0以降の詳細な起動方法については、Microsoft(R)のオンラインヘルプを参照してください。
Sun Java System Web Serverを使用している場合
Sun Java System Web Serverを起動することにより業務サーバは起動します。Sun Java System Web Serverは、“start”シェルを実行することにより起動します。
Sun Java System Web Serverの詳細な起動方法については、Sun Java System Web Serverのマニュアルを参照してください。
業務サーバのアクセスログファイルの初期化に失敗した場合、業務サーバが動作するWebサーバが起動されない場合があります。Webサーバが起動されない場合は、システムのログに出力されるssoで始まるメッセージ内容を確認し要因を取り除いてください。メッセージの詳細については、“メッセージ集”の“メッセージ番号がssoで始まるメッセージ”を参照してください。
業務サーバの起動時にアクセス制御情報の更新を行う設定になっている場合には、業務サーバを起動する前にリポジトリサーバを起動してください。アクセス制御情報の更新については、“1.5.4 アクセス制御情報の更新”を参照してください。
業務サーバを起動後は必ず保護リソースにアクセスして、認証・認可が行われることを確認してください。認証・認可が正しく行われない場合は、業務サーバの環境に誤りがある可能性があります。システムのログに出力されるメッセージ内容を確認し要因を取り除いてください。メッセージの詳細については、“メッセージ集”の“メッセージ番号がssoで始まるメッセージ”を参照してください。