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Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
Interstage

2.1.2 認証基盤構築補助シートの利用

  認証基盤の環境構築時に、Interstage管理コンソールに設定するサーバ間の接続情報の算出を支援する認証基盤構築補助シート(Excelファイル)を提供しています。必要に応じて以下の格納先より取り出して使用してください。なお、使用方法については、本シート内の[利用手順]を参照してください。

認証基盤構築補助シートのファイル名と格納先

  認証基盤構築補助シートのファイル名

・SSO_Auth_L.xls、SSO_Auth_noSession_L.xls (注1)
    レプリケーションを使用してリポジトリサーバを複数台のマシンに構築する場合に使用します。

・SSO_Auth_M.xls、SSO_Auth_noSession_M.xls (注2)(注3)
    ロードバランサを使用してリポジトリサーバ、または認証サーバを複数台のマシンに構築する場合、または認証サーバとリポジトリサーバをそれぞれ1台のマシンに構築する場合に使用します。

・SSO_Auth_S.xls
    リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する場合に使用します。

  認証基盤構築補助シートの格納先

  マニュアルCDの“ApplicationServer\tuning”フォルダ

  注1)セションの管理を行う場合は、“SSO_Auth_L.xls”、行わない場合は、“SSO_Auth_noSession_L.xls”を使用してください。
  注2)セションの管理を行う場合は、“SSO_Auth_M.xls”、行わない場合は、“SSO_Auth_noSession_M.xls”を使用してください。
  注3)リポジトリサーバを複数台のマシンに構築する場合は、本シート内の[サーバ台数の入力]のクラスタシステムにおける“リポジトリサーバの共通のホスト名+ドメイン”に、リポジトリサーバの前に配置するロードバランサの情報を設定してください。

認証基盤構築補助シートの利用条件

  認証基盤構築補助シートは、Microsoft(R) Excel 2000、Microsoft(R) Excel 2002、およびMicrosoft(R) Excel 2003に対応しており、ご使用のコンピュータに、Microsoft(R) Excel 2000、Microsoft(R) Excel 2002、またはMicrosoft(R) Excel 2003がインストールされている必要があります。
  また、本シートは、マクロを使用しています。ご利用にあたっては、あらかじめMicrosoft(R) Excelのセキュリティレベルを設定し、マクロを有効にする必要があります。セキュリティレベルの設定方法の詳細については、Microsoft(R) Excelのヘルプを参照してください。
  なお、Microsoft(R) Excelのセキュリティレベルを変更する場合は、変更に先立ってシステム管理者に相談してください。

  例として、以下にMicrosoft(R) Excel 2002で本シートを利用するための、セキュリティレベルの設定手順を記載します。

  1. Microsoft(R) Excel 2002を起動し、メニューバーから[ツール(T)] - [マクロ(M)] - [セキュリティ(S)]の順に選択します。

  2. マクロのセキュリティ設定画面が表示されますので、[セキュリティレベル]タブの[中(M)]を選択します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

  4. Microsoft(R) Excelをいったん終了させ、再度起動します。

  5. メニューバーの[ファイル(F)] - [開く(O)]を選択し、認証基盤構築補助シートを開きます。

  6. マクロの有効化を決定するダイアログが表示されますので、[マクロを有効にする(E)]ボタンをクリックし、マクロを有効にします。

  なお、本シート使用後は、必要に応じてセキュリティレベルを元に戻してください。