ここでは、JMSアプリケーションの運用を行うマシンの環境設定について説明します。
ユーザがJMSアプリケーションを運用するためには、以下の定義が必要です。
注意
パス/クラスファイルの設定について
JMSアプリケーションの運用に必要なパス/クラスファイルが以下の環境変数に設定されていることを確認してください。
(インストールパスはデフォルト)
環境変数名 | パス/クラスファイル |
---|---|
PATH | JDKのパス(注1) |
CLASSPATH | C:\Interstage\ODWIN\etc\Class\ODjava4.jar |
注1)JDKが複数インストールされている場合は、使用するJDKのパスが有効になるよう設定してください。
注2)Interstageのクライアント機能がインストールされている場合は、以下のクラスファイルを設定します。
C:\Interstage\ODWIN\etc\Class\esnotifyjava4.jar
注3)グローバルトランザクション機能を使用する時に必要となります。
注4)Interstageのクライアント機能がインストールされている場合は、データベース連携サービスがインストールされたホストから取り出す必要があります。
(インストールパスはデフォルト)
環境変数名 | パス/クラスファイル |
---|---|
PATH | JDKのパス(注1) |
CLASSPATH | /opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar |
LD_LIBRARY_PATH | /opt/FSUNod/lib(注3) |
注1)JDKが複数インストールされている場合は、使用するJDKのパスが有効になるよう設定してください。
注2)グローバルトランザクション機能を使用する時に必要となります。
注3)LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNod/lib/ntを指定しないでください。指定した場合、JMSは動作しません。
環境変数名 | パス/クラスファイル |
---|---|
PATH | JDKのパス(注1) |
CLASSPATH | /opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar |
LD_LIBRARY_PATH | /opt/FJSVod/lib(注3) |
注1)JDKが複数インストールされている場合は、使用するJDKのパスが有効になるよう設定してください。
注2)グローバルトランザクション機能を使用する時に必要となります。
注3)LD_LIBRARY_PATHに/opt/FJSVod/lib/ntを指定しないでください。指定した場合、JMSは動作しません。
注意
ORBの指定について
使用するORBとしてCORBAサービス(ObjectDirector)が環境設定ファイルで指定されていることを確認してください。
使用するORBを記述したテキストファイル(ファイル名:orb.properties)を作成し、Javaのシステムプロパティ“java.home”に設定されているディレクトリ配下のlibに格納してください。
orb.propertiesファイルの設定例を以下に示します。
org.omg.CORBA.ORBClass=com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.ORB org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.SingletonORB javax.rmi.CORBA.StubClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.StubDelegateImpl javax.rmi.CORBA.UtilClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.UtilDelegateImpl javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectDelegateImpl
ConnectionFactory定義について
ConnectionFactory定義を大量に登録した場合、Interstage管理コンソールのログイン処理に時間を要することがあります。
jmsinfofactコマンドを使用して、不要なConnectionFactory定義が登録されていないかを確認してください。不要なConnectionFactory定義が登録されている場合は、必要に応じて、jmsrmfactコマンドを使用して、不要なConnectionFactory定義を削除してください。ConnectionFactory定義の削除方法については、“23.4.1 ConnectionFactory定義の削除”を参照してください。JMS運用コマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“JMS運用コマンド”を参照してください。
運用前の環境設定の手順を以下に示します。