MDS とは、DSS ファイルシステムのメタデータを管理するサーバデーモンで、ユーザープロセスとして動作します。
ファイルシステムを共用するノードの中から、あらかじめ DSS サーバを定義し、MDS はこのノードで動作します。
DSS サーバは、冗長化することにより、プライマリ DSS サーバとセカンダリ DSS サーバの 2つを設定できます。
セカンダリ MDS は待機用で、プライマリ MDS とは異なるDSSサーバで動作します。プライマリ MDS ダウンの場合に、自動的にダウンリカバリを行います。
ただし、DSS サーバが 1つしか起動していなかった場合には、セカンダリ MDS は動作しません。
参照
MDS のダウンリカバリについては、“解説書”の“MDS ダウンリカバリ”を参照してください。
AC からの処理要求を並列に実行するため、MDS はマルチスレッドで構成しています。
MDS の主な機能には、以下があります。
トークン管理
メタデータ領域管理
アップデートログ領域管理
ファイルデータ領域管理
ファイルシステムの空き領域管理
AC ノード管理