ここでは、資源管理をフェイルオーバ機能用にセットアップする手順を示します。
ローデバイスの作成
資源管理で使用するディスク領域は、PRIMECLUSTER GDSを利用してボリュームを作成します。
ローデバイスの作成方法の詳細は、PRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。
GDSリソースの活性
資源管理を配置する共用ディスクのGDSリソースを起動します。
GDSリソースの活性の詳細は、PRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。
RDB構成パラメタファイルの編集
RDBディレクトリファイルの配置先のパラメタを編集します。
RDBDIRSPACEパラメタに、RDBディレクトリファイルを配置するローデバイス(手順2.で作成したボリューム)を指定します。
RDBDIRSPACE1、RDBDIRSPACE2パラメタは削除します。
RDBLOGMANAGEパラメタに、ログ管理ファイルを配置するローデバイス(手順2.で作成したボリューム)を指定します。
例) RDBDIRSPACE=/dev/sfdsk/class0005/rdsk/volume0001 RDBLOGMANAGE=/dev/sfdsk/class0005/rdsk/volume0002
注意
運用ノード、待機ノードで同じものを準備します。各パラメタの配置先は、“制御サーバセットでのファイルの配置先”を参照してください。
ログ管理ファイルの作成
ログ管理ファイルは、RDB構成パラメタファイル内のRDBLOGMANAGEで指定したローデバイスに作成されます。
以下のコマンドを実行し、ログ管理ファイルを作成してください。
rdblog -I <Enter>
以下のコマンドを実行し、結果ファイルが正しく表示されることを確認してください。
rdblog -V -I <Enter>
テンポラリログファイルの作成
以下のコマンドを実行して、テンポラリログファイルを作成します。
rdblog -G -t -c 20M [テンポラリ保存先のローデバイス] -in -in [BIログ量] [AIログ量] [トランザクションエントリ数] <Enter>
参考
テンポラリログファイルは、ログ管理ファイルと同じローデバイスに作成することが可能です。
ログ量とトランザクションエントリ数については「2.3.2.1 資源管理の資源」を参照してください。
アーカイブログファイルの作成
以下のコマンドを実行し、アーカイブログファイルを作成します。
rdblog -G -a [アーカイブログ保存先(1面)] [アーカイブログ容量] <Enter> rdblog -U -a [アーカイブログ保存先(2面)] <Enter> rdblog -U -a [アーカイブログ保存先(3面)] <Enter>
参照
アーカイブログ容量は「2.3.2.1 資源管理の資源」を参照してください。
RDBディクショナリの作成
以下のコマンドを実行して、RDBディクショナリを作成します。
rdbcrdic -r [RDBディクショナリ保存先] -a 512M -du 1024M <Enter>
クラスタへのRDBシステムの登録
以下のコマンドを利用して、クラスタにRDBシステムを登録します。本コマンドは、運用ノードでだけ実行します。
rdbhsrsc -a -m standby -n [待機系のクラスタノード名]RMS <Enter>
GDSリソースの非活性
GDSリソースを停止します。GDSリソースの停止は、Global Disk Servicesを利用して行います。
参照
GDSリソースの停止の詳細は、PRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。