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Interstage Information Storage  導入ガイド
Interstage

7.7.2 資源管理の接続設定の編集

資源管理へ接続を行うための設定ファイルを編集します。

7.7.2.1 資源管理の操作待ち時間の編集

2.4.6 タイマー設計”で“TRAN_TIME_LIMIT”の値を変更した場合、資源管理接続設定ファイルの編集を行ってください。

変更対象のファイルは、制御サーバセットとロードサーバセットが同一サーバマシンに配置されているか、別サーバマシンに配置されているかで異なります。
制御サーバセットとロードサーバセットが同一サーバマシンに配置されている場合、本作業は“7.5.3.1 資源管理の操作待ち時間の編集”で実施済みのため、不要です。

表7.16 変更対象のファイル

制御サーバセットの配置先

変更対象のファイル

ファイルの格納先パス

ロードサーバセットと別サーバマシンに配置

資源管理接続設定ファイル
(リモート接続用)

/opt/FJSViis/etc/iissqlenvr

変更対象のファイルの以下の行の数値を変更してください。

TRAN_TIME_LIMIT = (120)

7.7.2.2 リモート用接続設定の変更

制御サーバセットとロードサーバセットを別サーバマシンに配置する場合はロードサーバセットの配置先サーバマシンにおいて以下のコマンドを実施し、リモート用接続設定の値を変更する必要があります。

 cd /opt/FJSViis/etc <Enter>
 vi iissqlenvr <Enter>

iissqlenvrファイルの中身は以下を参照してください。

;動作環境ファイル  リモート接続Ver.

TRAN_TIME_LIMIT = (120)

SERVER_SPEC = (RDB2_TCP,INFOSTORAGEDB,INFOSTORAGEDB,[資源管理の配置先サーバマシン名],[ポート番号])
例)SERVER_SPEC = (RDB2_TCP,INFOSTORAGEDB,INFOSTORAGEDB,stdb001f,2050)

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;デフォルト接続時のデータベース名
;       書式:DEFAULT_CONNECTION = (データベース名, ユーザ名, パスワード)
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
DEFAULT_CONNECTION =  (INFOSTORAGEDB,[IIS管理者],[ユーザのパスワード])
例)DEFAULT_CONNECTION =  (INFOSTORAGEDB,infostorage,infostorage)

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;結合表と他の表のジョイン順
;       注意:変更しないこと
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
JOIN_ORDER = (AUTO)

[資源管理の配置先サーバマシン名][ポート番号][IIS管理者名][ユーザのパスワード]を変更してください。

設定する値の説明について、以下に示します。

表7.17 iissqlenvrの変更パラメタ

パラメタ名

意味

資源管理の配置先サーバマシン名

制御サーバセットを配置したサーバマシンのホスト名です。
省略時はserver-nameが設定されています。

ポート番号

制御サーバセットの配置先サーバマシンの接続先ポート番号です。省略時は6490が設定されています。

IIS管理者

IIS管理者のユーザー名です。
省略時はidが設定されています。

ユーザのパスワード

IIS管理者のログインパスワードです。
省略時はpasswordが設定されています。

注意

ポート番号については、“2.2.3 ポート番号の設計”でiisrdbのポート番号を変更している場合だけ修正を行ってください。変更していない場合は、修正する必要はありません。