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Interstage Information Storage  導入ガイド
Interstage

7.6.1 DSSクライアントの設定

DSSクライアントの設定について説明します。

7.6.1.1 DSSクライアントの fstab 設定

DSSクライアントでは、ファイルシステムを共用するすべての DSS クライアントの /etc/fstab に、作成したファイルシステムに関するエントリを書く必要があります。

また、同一ファイルシステムに対するエントリは、ファイルシステムを共用するすべての DSS クライアントで一致する必要があります。

/etc/fstab に設定する、DSS ファイルシステムのエントリについて、以下に説明します。

以下に、/etc/fstab の設定例を示します。

表7.14 DSSクライアント起動時に rw モードでマウントする場合の指定内容

パラメタ

device to mount

dss1

mount point

/mnt/fs1

filesystem type

sfcfs

mount options

rw, auto,_netdev

dump frequency

0

fsck pass

0

上記のパラメタで/etc/fstab の設定を行う場合は、以下のように各パラメタの値を/etc/fstabに記載してください。


表7.15 DSSクライアント起動時に rw モードでマウントしない場合の指定内容

パラメタ

device to mount

dss1

mount point

/mnt/fs1

filesystem type

sfcfs

mount options

rw, noauto

dump frequency

0

fsck pass

0

上記のパラメタで/etc/fstab の設定を行う場合は、以下のように各パラメタの値を/etc/fstabに記載してください。


7.6.1.2 DSSファイルシステムのマウント

DSS クライアントでファイルシステムをマウントする場合は、mount(8)を使用します。mount(8)は、DSS クライアントで実行できます。DSS ファイルシステムでは、必ずDSS サーバを先にマウントしてください。DSS サーバをマウントする前に DSS クライアントのマウントを実行すると、マウントが失敗します。

以下に、DSS クライアントで対象ファイルシステムをマウントする方法を示します。指定形式は、以下の3パターンいずれを指定してもかまいません。

  • マウントポイント(/mnt/fs1)を指定する場合

     mount /mnt/fs1 <Enter>
  • 論理ファイルシステム名(dss1)を指定する場合

     mount dss1 <Enter>
  • マウントポイント(/mnt/fs1)、論理ファイルシステム名(dss1)、両方を指定する場合

     mount -t sfcfs dss1 /mnt/fs1 <Enter>

注意

マウントポイントおよび論理ファイルシステム名だけでマウントするには、/etc/fstab にエントリの記述が必要です。


参照

DSS クライアントでのマウントの詳細については、“コマンドリファレンス”の mount(8) を参照してください。


7.6.1.3 共用ディレクトリの確認

7.3.3 共用ディレクトリの作成”で作成したディレクトリがサーバから認識できることを確認してください。