Interstage Information Storageでは、サーバの異常時に備えてサーバを冗長化できます。
PRIMECLUSTERと組み合わせてフェイルオーバ機能を利用することで制御サーバセットを冗長化(コールドスタンバイ構成)できます。
冗長化された制御サーバセットにおいて1台のノードに異常が発生した場合、そのノード(運用系)で稼動していた業務(抽出制御サーバと資源情報管理サーバの機能範囲)を別のノード(待機系)に引き継げます。
異常が発生した場合のDSSサーバの運用継続については、MDSダウンリカバリ機能で行います。
PRIMECLUSTERによる冗長化の設定方法については、“第10章 フェイルオーバ機能のセットアップ”を参照してください。
MDSダウンリカバリについては、“解説書”を参照してください。
抽出サーバセットは、データ抽出セルのフェイルオーバ機能を利用することで、冗長化できます。
抽出サーバセットに異常が発生した場合、抽出制御プロセスは他の空いている抽出サーバセットで抽出処理を再実行することにより、抽出処理を継続できます。
データ抽出セルのフェイルオーバ機能については、“解説書”を参照してください。
データ抽出セルのフェイルオーバ機能の設定方法については、“7.5.2 抽出制御動作環境定義ファイルの編集”を参照してください。
Interstage Information Storageでサーバをの冗長化した場合の構成図を、以下に示します。
図1.5 サーバを冗長化した場合の構成図