ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.0 運用ガイド

3.1.3 リストアの処理

AdvancedCopy Managerのリストア方法を説明します。

リストアは、バックアップ履歴情報で管理されているバックアップボリュームから業務ボリュームの内容を復元します。

バックアップボリュームからのリストアは、ETERNUS ディスクアレイが提供するOPC機能を用いて、バックアップボリュームから業務ボリュームに行われます。

履歴管理しているバックアップボリュームの内容を業務ボリュームにリストアしても、履歴管理情報が変更されることはありません。

なお、リストア処理は、バックアップ元となる業務ボリュームに対して行われますが、リストア先を変更することも可能です。

注意

最新のバックアップボリューム採取時点と、リストア操作を行うまでの間に、業務ボリュームの内容を書き換えたとしても、書き換えられたデータは保証されません。

図3.5 AdvancedCopy Managerのリストア注意事項

TD: 業務ボリューム
BD: バックアップボリューム

3.1.3.1 ボリュームグループのリストアの処理

業務ボリュームがボリュームグループの場合は、ETERNUS ディスクアレイのOPC機能によるコピー処理は、ボリュームグループに対応する物理ディスク全体に対して行われます。したがって、ボリュームグループ内に複数の論理ボリュームが存在する場合は、すべての論理ボリュームのデータがリストアされます。

注意

ボリュームグループをリストアする場合は、以下の点に注意が必要です。

  • ボリュームグループをリストアする場合は、すべての論理ボリュームをアンマウント/マウントするようにバックアップ管理者の責任でバックアップ前後処理スクリプトを修正してください。詳細は、「付録A バックアップ/リストアの前後処理」を参照してください。

図3.6 複数論理ディスク時のリストア