19.2 バックアップ管理のコマンド

本節では、バックアップ管理のコマンドについて説明します。

注意

Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、バックアップ管理のすべてのコマンドは、rootユーザーだけが実行可能です。root以外のユーザーで実行した場合は、メッセージを出力しエラー終了します。

Windowsの場合、バックアップ管理のすべてのコマンドは、Administratorsグループに属しているユーザーだけが実行可能です。その他のユーザーで実行した場合は、メッセージを出力しエラー終了します。

注意

表示コマンドのうち、以下のコマンドは、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)と管理対象サーバ(Storageサーバ)を兼ねているサーバで実行した場合、実行したサーバの情報だけを表示します。これ以外の表示コマンドは、全管理対象サーバの情報を表示します。

履歴情報表示コマンド
実行状態表示コマンド

注意

クラスタ運用の場合

クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。

必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。bshの場合、環境変数の設定方法は以下のとおりです。
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
# SWSTGNODE=論理ノード名 # export SWSTGNODE
[Windowsの場合]
set SWSTGNODE=論理ノード名

コマンドを実行します。

クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項などは備考欄に記述しています。

表19.8 クラスタ運用におけるコマンド一覧
コマンド	環境変数の要否	コマンド実行ノード	備考
acmsvrset	必要	業務稼働ノード	－
acmsvrdisp	必要	業務稼働ノード	－
acmdevinfoset	必要	業務稼働ノード	－
acmdevdisp	必要	業務稼働ノード	－
acmbkpolset	必要	業務稼働ノード	－
acmbkpoldisp	必要	業務稼働ノード	－
acmbkpoldel	必要	業務稼働ノード	－
acmtpbkpolset	必要	業務稼働ノード	－
acmtpbkpoldisp	必要	業務稼働ノード	－
acmtpbkpoldel	必要	業務稼働ノード	－
acmtpmgmtclassset	必要	業務稼働ノード	－
acmtpmgmtclassdisp	必要	業務稼働ノード	－
acmtpmgmtclassdel	必要	業務稼働ノード	－
acmbackup	必要	業務稼働ノード	－
acmtphistcopy	必要	業務稼働ノード	－
acmtpcancelback	必要	業務稼働ノード	－
acmrestore	必要	業務稼働ノード	－
swstcancelrest	必要	業務稼働ノード	－
acmtpcancelrest	必要	業務稼働ノード	－
swstreststat	必要	業務稼働ノード	－
acmtpreqstat	必要	業務稼働ノード	－
acmhistdisp	必要	業務稼働ノード	－
acmhistdel	必要	業務稼働ノード	－
acmstartsync	必要	業務稼働ノード	－
acmcancelsync	必要	業務稼働ノード	－
acmsyncstat	必要	業務稼働ノード	－
acmexecstat	必要	業務稼働ノード	－
acmcanceltrk	必要	業務稼働ノード	－
acmtrkstat	必要	業務稼働ノード	－
swstdrvset	必要	業務稼働ノード	Windows版だけのコマンド
swstdrvunset	必要	業務稼働ノード	Windows版だけのコマンド
swstdismount	必要	業務稼働ノード	Windows版だけのコマンド
swstvolunlock	必要	業務稼働ノード	Windows版だけのコマンド
swstvollockstat	必要	業務稼働ノード	Windows版だけのコマンド
swstsrsemtch	必要	業務稼働ノード	－
swstresback	必要	業務稼働ノード	－
swstresrst	必要	業務稼働ノード	－