バックアップを行いたいSymfowareのデータベーススペースを構築したスライスを業務ボリューム、バックアップ先となるボリュームをバックアップボリュームとして定義します。
業務ボリュームの設定
19.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を用いて、バックアップを行いたいSymfowareのデータベーススペースを構築したスライスを、業務ボリュームとして定義します。
ロググループの場合は、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているスライスを、それぞれ個別に業務ボリュームとして登録する必要があります。1つでも登録から漏れるとAdvancedCopy Managerは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップできず、データベースのリカバリー時に表間のリレーションの整合性を保てなくなります。
Symfowareのデータベーススペースが設定されていないデバイスは、Symfoware用の業務ボリュームとして設定できません。
注意
Symfoware用の業務ボリュームに割り当てられたRDBシステム名やデータベーススペース名、ロググループ名などを変更した場合は、以下の手順で業務ボリュームとして登録し直してください。
登録済みの業務ボリュームのすべてのバックアップ履歴情報を19.2.2.10 acmhistdel(履歴情報削除コマンド)で削除します。
登録済みのすべての業務ボリュームのバックアップポリシーを削除します。
19.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を使用して業務ボリュームの登録から削除します。
再度、11.4.3 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込みを行います。
19.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を使用して業務ボリュームとして登録し直します。
ロググループに含まれる業務ボリュームを登録から削除する場合は、その業務ボリュームのバックアップポリシーおよびバックアップ履歴情報をすべて削除してから、業務ボリュームの登録から削除してください。
バックアップボリュームの設定
19.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を用いて、バックアップ先とするバックアップボリュームを設定してください。バックアップボリュームを登録済みの場合は、この操作は不要です。
バックアップ管理が必要とするバックアップボリュームの本数は、「11.2.4 バックアップボリュームの準備」を参照してください。
注意
バックアップボリュームとして登録したパーティション(スライス)の構成などを変更する場合は、構成を変更する前に一旦バックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度「11.4.3 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を行ってから、19.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)で登録する必要があります。