AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.4.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。
ディレクトリ名称 | 必要量 | 説明 |
---|---|---|
環境設定ディレクトリ | (a+35×b)/1024 | 管理対象サーバ(Storageサーバ)でバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合に必要な容量です。 |
((a+35×b)+(b+0.5×d))/1024 | 管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合に必要な容量です。 | |
(1.1×c)/1024 | 管理対象サーバでレプリケーション運用を実施する場合に必要な容量です。 | |
作業用ディレクトリ | 107+e | 必須容量です。 |
a: バックアップディスクの個数
b: 業務ディスクの個数
c: レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数
d: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数
e: Windows版の『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量。
「使用中ロックエラー」1回あたり、バックアップボリュームの個数、業務ボリュームの個数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに、約数百(KB)~2(MB)出力されます。
ボリューム1個あたりの保存ファイルの容量を2MBと想定し、「使用中ロックエラー」がn回発生したとするとeの容量は、以下の計算式によりもとめられます。
e=(a+b+2×c)×2MB×n回
項番 | ディレクトリ名称 | 必要量(単位:MB) | 説明 | |||
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Solaris | Linux | HP-UX | AIX | |||
1 | Fixed configuration directory | (a+35×b)/1024 | (a+35×b)/1024 | (a+35×b)/1024 | (a+35×b)/1024 | 管理対象サーバ(Storageサーバ)でバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合に必要な容量です。 |
2 | Fixed configuration directory | ((a+35×b)+(b+0.5×c))/1024 | ((a+35×b)+(b+0.5×c))/1024 | 対象外 | 対象外 | 管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合に必要な容量です。 |
3 | Fixed configuration directory | (1.1×d)/1024 | (1.1×d)/1024 | (1.1×d)/1024 | (1.1×d)/1024 | 管理対象サーバでレプリケーション運用を実施する場合に必要な容量です。 |
4 | Fixed configuration directory | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 必須容量です。 |
5 | Modifying configuration directory | 7 | 7 | 5 | 5 | 必須容量です。 |
6 | /var | 49 | 49 | 49 | 49 | 必須容量です。 |
“Fixed configuration directory”は、本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定用ファイルのインストール先ディレクトリです。
“Modifying configuration directory”は、本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ファイル(ログファイル、一時ファイルなど)のインストール先ディレクトリです。
a: バックアップボリュームの個数
b: 業務ボリュームの個数
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数
d: レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数
注意
管理対象サーバにテープサーバを構築する場合は、テープサーバが使用する動的資源の見積りも必要です。詳細は、「7.3.2 動的ディスク資源」を参照してください。
AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、インストール対象のサーバに以下のメモリ容量が必要です。
OS | 必要量 | 説明 |
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Windows環境 | 64 | 必須容量です。 |
Solaris環境 | 29 | 必須容量です。 |
10 | 業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。 | |
HP-UX環境 | 13 | 必須容量です。 |
10 | 業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。 |
AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、以下のスワップ容量が必要です。
OS | 必要量 | 説明 |
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Windows環境 | - | - |
Solaris環境 | 11.2 | 必須容量です。 |
11 | 業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。 | |
HP-UX環境 | 3.2 | 必須容量です。 |
11 | 業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。 |