ネットワークを冗長化するためにSTP(Spanning Tree Protocol)を使用してネットワークのループを構築する場合、以下の点に注意してください。
図3.1 STP使用時の注意

STPの混在
STPには複数のプロトコルがあり、ネットワーク機器により、どのSTPが使用できるか異なります。混在した場合、STPが正しく動作しない場合があるため、使用する前に確認してください。
ネットワーク機器故障時のSTPの動作
STPによりループ構造を回避しているネットワークの場合、ネットワーク機器の故障状況により、STPによるパケットループの抑止が動作しない場合があります。この場合、ブロードキャストストームが発生し、ネットワークがダウンすることがあります。パケットループした場合に備えて、「L2ループ防止機能」付きのネットワーク機器を使用することを推奨します。