TCP/IP接続するIPv6インターフェースを指定します。
注意
本定義を行い、mpnet_ifinit6コマンドまたはmpnet_ifconfig6コマンドを実行することで、TCP/IPインターフェースの活性化/非活性化を行うことができます。ただし、クラスタシステムで使用するインターフェースの場合、本コマンドを使用して活性化/非活性化することはできません。
本定義を行う際は、/etc配下に"hostname6.mpnetX"の設定を行わないでください。
マルチパス機能では、このファイルに設定するインターフェースが、"hostname6.インターフェース名"に相当するため、/etc/hostname6.インターフェース名ファイルの設定は不要になります。
ホスト名は指定できません。IPv6アドレスを直接指定する必要があります。IPv6アドレスの指定を省略した場合には、Solarisのシステムにより任意のIPv6アドレスが割り当てられます。
クラスタシステムでTCP/IPインターフェースを使用する場合、運用ノードおよび待機ノードに本設定を行う必要があります。
本製品は、トレーラプロトコルはサポートしていません。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6 file # # # Set the IPv6 host name on the this machine. # # format: # interface-name IPv6-address # # example: # mpnet0 fe80::1000:0001/112 # mpnet1 #
エントリーの形式を以下に示します。
interface-name IPv6-address
各パラメーターについて以下に説明します。
MPNETのインターフェース名を指定します。
インターフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configファイル"で定義したインターフェース名を指定します。
設定内で一意となるように設定してください。
IPv6アドレスを定義します。
IPv6アドレスは省略できます。IPv6アドレスを省略した場合、Solarisシステムによって任意に割り当てられたIPv6アドレスで活性化されます。
下記に定義例を示します。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6 file # # # Set the IPv6 host name on the this machine. # # format: # interface-name IPv6-address # # example: # mpnet0 fe80::1000:0001/112 # mpnet1 # mpnet0 fe80::abcd:ef01:2345:0101/112 mpnet1