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PRIMECLUSTER GLS for Windows クラスタ連携ガイドMSCS/MSFC 編

2.2 相互待機型の設計

相互待機型のクラスタシステムにおいて、HOST1およびHOST2の各業務グループの業務LANに、引継ぎIPアドレスを1つずつ割り当てる場合の設計について説明します。


図2.2 相互待機型の場合


上図の場合の、ノードおよびグループの構成を以下に示します。

表2.10 システム構成と設定内容

システム構成

設定内容

HOST1の業務LANの構成

GLSの仮想アダプター(sha0)が定義されています。

HOST1固有のIPアドレス(192.168.2.1)が設定されています。

HOST2の業務LANの構成

GLSの仮想アダプター(sha0)が定義されています。

HOST2固有のIPアドレス(192.168.2.2)が設定されています。

業務グループの構成

HOST1およびHOST2でアプリケーションを動作させます。

HOST1で異常が発生した場合:
業務をHOST2へ移動させます。アプリケーションへのアクセスは、引継ぎIPアドレス IP1(192.168.2.100)を使用します。

HOST2で異常が発生した場合:
業務をHOST1へ移動させます。アプリケーションへのアクセスは、引継ぎIPアドレス IP2(192.168.2.101)を使用します。