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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド
Systemwalker

1.4 事前準備

本節では、事前準備について説明します。


テンプレートを使用する前に以下の準備作業を行う必要があります。

自動運用プロセスのカスタマイズ

  1. Systemwalker Runbook Automation Studioにて、使用するテンプレートの自動運用プロセスを運用で使用するアプリケーションプロジェクトにコピーしてください。自動運用プロセスを構成するプロセス定義とフォームをすべてコピーしてください。コピーを行う自動運用プロセスとフォームについては、各テンプレートの“ファイルの構成”を参照してください。

  2. コピーした自動運用プロセスの設定を、業務内容に応じて変更します。

    テンプレートの自動運用プロセスに配置されたアクティビティのロールには、以下のグループが設定されています。

    • オペレーターが作業:Role

    • 運用担当者が作業:AdminRole

    環境に応じてロールを修正するか、または、上記のグループを管理サーバに登録してください。

    その他の自動運用プロセスの設定内容については、各テンプレートの“自動運用プロセスに設定されている入力値の変更”を参照してください。

参照

自動運用プロセスの変更方法については、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”を参照してください。
グループの登録については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”を参照してください。

自動運用プロセスの管理サーバへの登録

業務内容に応じた設定を行った後に、自動運用プロセスを管理サーバへ登録します。

参照

自動運用プロセスの管理サーバへの登録方法については、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”を参照してください。

運用操作部品の環境設定

テンプレートで使用する運用操作部品には、事前に環境設定が必要なものがあります。テンプレートを実行する前に必要な環境設定を行ってください。

表1.3 運用操作部品の環境設定

テンプレート名

運用操作部品名

設定概要

仮想環境向け運用テンプレート

仮想サーバを構築
仮想サーバを削除
仮想サーバを起動
仮想サーバを停止
仮想サーバを再起動
仮想サーバのシステム変更
仮想サーバの詳細情報取得
仮想サーバのスナップショット作成
仮想サーバのスナップショット復元

構成管理データベース(CMDB)に、仮想環境の管理製品、および、管理製品の管理サーバの認証情報を登録する。

メールを送信

SMTP通信の環境を用意する。

論理ノードを登録

管理サーバにおいてCMDB環境設定コマンドを実行してください。

詳細については、“Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド”の“設定手順(CMDBに登録するテンプレートを利用する場合)”を参照してください。

稼働確認テンプレート

サーバの電源状態取得

構成管理データベース(CMDB)に、確認対象になっているサーバのIPMIに設定されているIPアドレス、ユーザーおよびパスワードを登録する。

ノードの稼働状態確認

確認対象のサーバにて、Ping応答の抑止を解除する。

監視製品のイベント発生確認

構成管理データベース(CMDB)に、運用管理サーバのOS種別、サーバに接続するための認証情報、およびイベント監視を行っている運用管理製品名を登録する。

運用管理サーバと接続する通信環境を設定する。

メールを送信

SMTP通信の環境を用意する。

Web3階層システムの起動/停止テンプレート

サーバを起動

構成管理データベース(CMDB)に、起動するサーバのIPMIに設定されているIPアドレス、ユーザーおよびパスワードを登録する。(注)

ノードの稼働状態確認

起動するサーバにて、Ping応答の抑止を解除する。(注)

サービス/プロセスの起動確認

構成管理データベース(CMDB)に、起動するサーバのOS種別とサーバに接続するための認証情報を登録する。(注)

起動するサーバに接続する通信環境を設定する。(注)

負荷分散の対象へ組込み

構成管理データベース(CMDB)に、IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスに接続するための認証情報を登録する。

運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスに接続する通信環境を設定する。(注)

負荷分散の対象から切離し

サービスを停止

構成管理データベース(CMDB)に、停止するサーバのOS種別とサーバに接続するための認証情報を登録する。(注)

起動するサーバに接続する通信環境を設定する。(注)

OSを停止

サーバの電源状態取得

構成管理データベース(CMDB)に、停止するサーバのIPMIに設定されているIPアドレス、ユーザーおよびパスワードを登録する。(注)

メールを送信

SMTP通信の環境を用意する。

トラブル発生時の初期対応テンプレート

サービス/プロセスの起動確認

構成管理データベース(CMDB)に、対応対象のWebサーバのOS種別、サーバに接続するための認証情報を登録する。

起動するサーバに接続する通信環境を設定する。

OSを再起動

メールを送信

SMTP通信の環境を用意する。

注)操作対象のWebサーバ、APサーバ、およびDBサーバについて作業を行ってください。

参照

各運用操作部品の環境設定の詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照してください。