機能説明
本運用操作部品は、自動運用プロセス内で処理を繰り返す場合に使用します。
1回目に実行された時間を起点として、指定した時間が経過しているか確認します。経過してない場合は一定時間待ちます。
オプション
基本オプション
繰り返し継続時間(秒)です。
繰り返し継続時間を省略した場合、引数エラーとなります。
30~86400(1日)の範囲で指定可能です。
(例)1時間繰り返す場合:3600
上記の範囲外の値を入力した場合は、引数エラーとなります。
繰り返し処理の待ち時間(秒)です。
指定した時間の経過を待ちます。
繰り返し待ち時間を省略した場合、引数エラーとなります。
0~600(10分)の範囲で指定が可能です。
上記の範囲外の値を入力した場合は、引数エラーとなります。
待ち時間を経過すると継続時間を超える場合には、継続時間を超えた時点で待ち状態を解除します。
拡張オプション
なし。
復帰値
アイコン | シンボル名 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
時間内 | 0 | 繰り返し時間内です。 | |
時間超過 | 1 | 繰り返し時間を超過しました。 | |
- | - | 202 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品を実行するための設定に問題があります。 |
203 | 運用操作部品を正常に実行できませんでした。管理サーバの環境に問題があります。 | ||
205 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力情報の指定に問題があります。 | ||
206 | 運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力情報の指定に問題があります。 | ||
207 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。 | ||
208 | 運用操作部品の実行途中に自動運用プロセスのリカバリが行われたため、自動運用プロセスを中止状態にしました。 | ||
失敗 | 上記以外の159~240 | Systemwalker Runbook Automationで使用する復帰値です。 |
出力情報
変数 | 意味 |
---|---|
message | 継続時間内で処理継続の場合、以下のメッセージを設定します。 The iteration continues. 繰り返し処理継続時間を経過した場合、以下のメッセージを設定します。 The duration is over. 操作に失敗した場合、エラー内容を文字列として設定します。 |
first_start_time | 継続処理の開始時間(yyyyMMddHHmmss)を設定します。1回目の処理時間です。 |
returnCode | 復帰値を設定します。 |
注意事項
復帰値の確認は、Webコンソールで行います。詳細については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“運用操作部品の実行結果を確認する”を参照してください。
202~208の復帰値が出力された場合は自動運用プロセスが中止状態またはエラー状態となり、以下の場所にエラーメッセージが出力されます。
管理サーバのイベントログ(管理サーバがWindows(R)の場合)
管理サーバのシスログ(管理サーバがLinuxの場合)
BPMNのカスタムメッセージ
上記いずれかの場所でメッセージを確認し、適切な対処を実施してください。メッセージの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation メッセージ集”を参照してください。