ページの先頭行へ戻る
Systemwalker for Oracle エージェントクラスタユーザーズガイド
Systemwalker

5.1.3 各ノードでの作業

各ノードにインストールされているSystemwalker for Oracleをクラスタ構成から解除する手順を説明します。

解除方法には以下の2とおりがあります。

注意

【UNIX版】

  • コマンドは、スーパーユーザ(root)で実行する必要があります。

【Windows版】

  • コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

5.1.3.1 通常の業務サーバとして運用する場合

クラスタ運用していたノードを、通常の業務サーバとして運用する場合の手順を説明します。以下の手順で作業を行ってください。


UNIX版】

  1. デーモンを停止します

    【Solaris版】

    Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/rc0.d/K53mpor stop <ENTER>

    Linux版】

    Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmpor stop <ENTER>

  2. Systemwalker for Oracleの環境設定の解除

    クラスタ運用として定義されているSystemwalker for Oracleの環境を解除します。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    • コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    • 環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
      Systemwalker Centric Managerの再起動は、「4. すべてのノードでSystemwalker Centric Managerを再起動します」で行います。

  3. Systemwalker for Oracleの環境設定

    通常の業務サーバとしての環境設定を行います。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -s <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    • コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    • 環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
      Systemwalker Centric Managerの再起動は、「4. すべてのノードでSystemwalker Centric Managerを再起動します」で行います。

  4. すべてのノードでSystemwalker Centric Managerを再起動します

    すべてのノードでSystemwalker for Oracleのインストールおよび環境設定が完了した後でSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
    再起動については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。

  5. 監視条件を設定します

    クラスタ運用の解除を行った場合、再度、監視を行うための設定が必要です。
    “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照し、設定を行ってください。

    注意

    [監視情報格納先]のファイル削除について

    • Oracle環境情報の設定時に「監視情報格納先」を設定した場合、設定したディレクトリ配下のファイルを削除してください。


【Windows版】

  1. サービスを停止します

    Systemwalker for Oracleのサービスを停止します。
    [コントロールパネル]の[サービス]画面から、以下のサービスを停止してください。

    • Systemwalker for Oracle Communicator

    • Systemwalker for Oracle Monitor

  2. Systemwalker for Oracleの環境を解除します

    クラスタ運用として定義されているSystemwalker for Oracleの環境を解除します。
    以下のコマンドを実行してください。

    mpormstup.exe -d <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    • コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

  3. Systemwalker for Oracleの環境設定を行います

    通常の業務サーバとしての環境設定を行います。
    以下のコマンドを実行してください。

    mpormstup.exe -s <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    • コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

  4. Systemwalker Centric Managerを再起動します

    「3.Systemwalker for Oracleの環境設定を行います」で設定した情報は、Systemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。

    Systemwalker for Oracleの環境設定が完了した後で、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。

    再起動については、Systemwalker Centric Managerのマニュアル「クラスタ環境運用管理ガイド」(クラスタシステムにより異なります)の「クラスタシステム上の業務サーバの起動・停止」を参照してください。

  5. サービスを開始します

    Systemwalker for Oracleのサービスを開始します。
    [コントロールパネル]の[サービス]画面から、以下のサービスを開始してください。

    • Systemwalker for Oracle Communicator

  6. 監視条件を設定します

    クラスタ運用の解除を行った場合、再度、監視を行うための設定が必要です。
    “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照し、設定を行ってください。

    注意

    [監視情報格納先]のファイル削除について

    • Oracle環境情報の設定時に「監視情報格納先」を設定した場合、設定したディレクトリ配下のファイルを削除してください。


5.1.3.2 アンインストールを行う場合

クラスタ運用していたノードのSystemwalker for Oracleをアンインストールする場合は、 “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“アンインストール”を参照してください。


注意

[監視情報格納先]のファイル削除について

  • Oracle環境情報の設定時に「監視情報格納先」を設定した場合、設定したディレクトリ配下のファイルを削除してください。