このたびは、『通信制御サービス V7.2』、『通信制御サービス (64bit) V7.2』(以降、本製品と呼びます)をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本製品は、各種通信アプリケーションの基本となるサービスを提供するソフトウェアです。
本書では、本製品の概要、および使用方法について説明しています。
また、本書では、32ビット版の『通信制御サービス V7.2』と64ビット版の『通信制御サービス (64bit) V7.2』の両方の製品について説明しています。
本書が皆様のお役に立つことを願っております。
2011年 12月 |
[高度な安全性が要求される用途への使用について]
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。
お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください。また、お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
[インターネットでの使用について]
本製品は、インターネットへのサービスを提供する目的に設計・製造されていません。インターネットに接続しない環境(イントラネット内)で使用するか、インターネットに接続して使用する場合は、運用環境によりセキュリティ侵害対策を構築した上でご使用ください。
[登録商標について]
Microsoft、Windows、Windows Vista、Windows NT、Windows Server、Hyper-Vまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Ethernetは、米国ゼロックス社の登録商標です。
WSMGRは富士通の登録商標です。
その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。
Copyright 2011 FUJITSU LIMITED |
ソフトウェア説明書について
本書で説明する事項以外で参考となる情報や留意事項などが、「ソフトウェア説明書」に記載されています。本製品をご利用になる前に、必ずお読みください。
「ソフトウェア説明書」は、”README.TXT”というファイル名で本製品のCDに格納されています。
定義情報ファイル説明書について
本製品のCDには「定義情報ファイル説明書」が格納されています。「定義情報ファイル説明書」には、セットアップ情報の定義入出力コマンドと定義情報ファイルに関する注意事項や留意事項などが記載されています。
用語の表記
表 記 | 説 明 |
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Windows Server 2008 R2 |
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Windows 7 |
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Windows Server 2008 |
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Windows Vista |
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Windows NT |
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FNA Server |
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モジュール名の説明
本書では、モジュール名を「FxGQ○○○」と記述しています。32ビット版の『通信制御サービス V7.2』では「F3GQ○○○」と、64ビット版の『通信制御サービス (64bit) V7.2』では「F4GQ○○○」と、モジュール名を読み替えてください。
キー操作の説明
コントロールパネル、エクスプローラなどでのキー操作については、Windowsのマニュアルやヘルプなどをご覧ください。
バージョンアップした機能の概要と内容、詳細(マニュアルの該当箇所)、および互換に関する情報を記載しています。
以前のバージョンからバージョンアップした内容を知りたい場合に、お読みください。
新機能
本製品より追加された機能の概要と詳細(本書での記載箇所)を説明します。
セットアップ
機能名 | 機能説明 | 詳細 |
---|---|---|
セットアップ情報の定義入出力コマンド | セットアップユーティリティで扱うセットアップ情報を、セットアップユーティリティを使用せずにテキストファイルの内容で更新するコマンドです。 | 4.5 |
互換に関する情報
本製品より前のバージョン・レベルからの変更内容、影響、対処方法を説明します。
1. セットアップ
[変更内容]
セットアップ情報変換ユーティリティ(Windows NT上で動作する通信制御サービスのセットアップ情報を本製品のセットアップ情報へ移行するためのユーティリティ)は、機能削除となりました。
[影響]
『通信制御サービス V1.1』および『通信制御サービス V6.0』(Windows NT版)からセットアップ情報を移行できません。
[対処方法]
旧バージョン・レベル | 動作OS | 本バージョン・レベルへのセットアップ情報の移行 |
---|---|---|
V1.1 | Windows NT | 移行できません。 セットアップユーティリティで新規に設定してください。 |
V6.0 | Windows NT | |
Windows NT以外 | セットアップユーティリティの保存/復元機能を利用することで移行できます。 |
2. TN通信
[変更内容]
ホスト通信機能および中継装置通信機能で提供する接続手順から、TN3270/TN5250/LPDを利用したTN接続は、機能削除となりました。TN接続で提供する接続形態は、TN6680のみとなります。
[影響]
『通信制御サービス V7.1 L25』以前の製品からバージョンアップする場合、ホスト通信機能および中継装置通信機能で、TN3270/TN5250/LPDの接続形態を利用してTN接続を行うことができなくなります。
[対処方法]
ありません。